エジンバラ産後うつ質問票とは?点数と評価の方法
産後うつの診断によく用いられるエジンバラ産後うつ質問票について解説していきます。
私も産後うつだと診断されるに至ったきっかけは、この質問票で高得点を出したことでした。
最初は保健師さん、そして産後うつサポート団体の電話相談、紹介された精神科、グループセッションの開始時と終了時にも行いました。
1)この質問票の診断基準は?
この質問票を見ていただくとわかると思うのですが、「いいえ」「時々」「しばしば」「いつも」というような言葉でうつで起きやすい症状の頻度を聞いています。
この質問の裏には0-3の点数がついており、これを合計された点数を診断材料にしています。30点満点で9点以上で産後うつと診断されます。
裏を返せば、きちんと本音を答えなければ、診断はつかない、ということになり、逆に重度を装うことも可能です。
うつの状態が重度であればあるほど、考えることが面倒になるので、本音が出ます。私もそうでした。
2)高得点だと入院しなきゃだめ??
この「頻度を聞く」というのがこの質問票のミソなのですが、例えば、最後の質問で「はい」と答えてる人と、最初の質問で「全くできなかった」と答えてる人では、自傷、他傷に対するリスクの高さが違いますよね。
もちろん、うつでの入院は日本では任意入院であるため、希望すれば入院は可能ですが、お医者さんが勧めるとしたら、やはり自傷他傷のリスクが高いと考えた場合だと思います。
私も高得点でしたが、ほとんどの質問で1か2点が付く回答をしていて、それが10個あるから高得点になったわけです。
これはかかりつけのお医者さんに言われて気が付きました。つまり、「他人にリスク管理をお願いするレベルではない」ということでした。
3)こんなに自分の内側をさらけ出さないとだめ??
この質問票は、見てお分かりになるように、自分の感情の起伏を他人に露出することになります。
医療機関では守秘義務があるため、この情報が洩れることはありませんが、例えば、地元の産院で、保健所でこの質問票を記入したとしましょう。その担当者が自分の見知った人かもしれません。やりにくいですよね。
ですが、その人たちはあなたの味方です。きちんと診断を受けることでいろんな手助けをしてくれると信じてください。これはあなたを助け、そしてあなたの大切な赤ちゃんを、あなたのパートナーを幸せにしてくれることなんです。
まとめ
エジンバラ質問票について、私も息子が2か月前後のころは常に20店前後の高得点でした。きちんと治療を受け、グループセッションを卒業する時には2点だったと思います。
指標として非常に有効なものですので、もしもあなた自身が心配、もしくは周りに心配なお母さんがいたら、一度受けてみることをお勧めします。
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