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編集者が起用するライターはこれができる人

こんにちは!
雑誌『FURRY』立ち上げ、中の人クレです。

本日は、編集が思わず起用したくなるライター
をお伝えします。

副業でライティングをしたい、
ライターに挑戦したいというかたの
ご参考に少しでもなれば幸いです。

余談ですが、ライターは、編集部や出版社
ではなく、
編集者個人(WEBならディレクター)が
起用することが多いので、このタイトルです。

まずは、こちらがぐっとくる
ライターのセリフを、いくつか。


その1
「締め切りはいつですか?」

しびれます。
わかってらっしゃる。
締め切りを念頭に進行されるライターは
非常にありがたいです。

その2
「あ、その人まわりにいますよ」


この言葉にも弱い。
第一次情報を、常に取りたい編集にとって、
こういうタイプは、とてもありがたい存在。

某人気雑誌を何冊も出している出版社は、
ベテランよりも、
雑誌ターゲット層に対して、
何人その知り合いがいるか、その環境にいるか、
のライターを重視しているところもあります。

続いてアクション編。

その1
撮影場所へは的確な時間に到着する。

撮影先により、早めにいってもいいところ、
早くいくと迷惑になるところなど、
TPOを問われます。
たったそれだけで、
企画全体を把握してるなと信用できます。

そのほかの把握してるな方法は、
・打ち合わせの時、
・進行表(香盤表)、
・取材内容や取材対象。
など、編集者が頭の中にあるものを
共有して欲しいためのアクションの中で、
ツボを押さえておくこと。


洞察力がある人は、俯瞰で物事を見られるので、
たとえ初心者でも、パートナーとして
ご一緒したいと私は思います。

その2
構成の趣旨を読み取れる

これは、仕事を自分ごとにしているかたは
どんな職種でもやっていると思います。

編集の雑なコンテや構成、アバウトな説明で、

こやつの企画は何を伝えたいのか?

を軸にして質問したり、整理したりすると、

きちんと趣旨が伝わった!
とすごく頼もしく感じます。

どんなに文章が上手い人でも、
これができないと、全ての文がダメになるという
恐ろしい結果が待っています。

その3
専門用語、難しい表現、形容詞は控えめに。

うまく見せようとする文章、
というものがあります。

本当にうまい文章は平坦で、
目が止まらずスラスラと読めるものです。

🔹意味のない専門用
エシカルなテキスタイルででリュクスな抜け感を。

なんだかよさげですが、書いている本人も、
何を言ってるのか、分からないのでは?
と思います。

エコ素材だけどデザインにこだわり、リッチに見えるシルエットの服です。

という情報をうまく伝えて欲しい!

🔹難しい表現例
サステナビリティをマーケットにしたダイバーシティのオブザーブとなるべくパーソンをアサインする。

書いた本人が説明できないことはNG。
代用語がない名詞もありますが、そもそも
他の言い回しは可能かも知れません。

🔹形容詞の例
ダイヤモンドのようにクリアな雨粒が、キラキラと天使のように重い空から舞い落ちてくる。

伝えたいことは、
→雨が降っている。こと。

修飾する単語は、いわばライターの主観です。

文章を際立たせるのに効果的な装飾語は、
多用すると、1文が長くて読みにくく、
何を伝えたいのか分からなくなる場合も。

そもそも、雑誌では不必要な場合が多い単語。

それってあなたの感想ですよね(古い?)

という印象を与える恐れがあります。
これは素人だと思われる要素が強いので、
要注意です。

その4
句読点がおかしい。

ベテランライターでも多い、句読点問題。

キャプション(説明)なのか、
インタビューなのか、
文章の形式でも変わりますが、

基本、句読点が多すぎても短すぎても
読みにくい!

・通常の文章は40w以内で一度マルで切る。
・助詞と次の言葉がひらがなの時はテンで切る。
・鍵カッコの外にマル。
などは国語で習ったと思います。

文字数制限などがあると、
できないプロは割といます。

一般的に、インタビュー以外は
読んでいる目が止まらないように、
句読点を打つことがポイントです。

インタビューは、相手の息継ぎやあえて
強調したい時にテンをマルを
入れることがあります。
これは特殊職業のため、また別の機会に。


さて最後に、簡単な文章を並べました。
同じことを伝えています。

🔹心地よい文章はどれですか?

1
今季トレンドのすとんとしたワンピースはマキシ丈がベスト。Iラインを意識してシルエットはベージュカラーで軽さを出して。

2
今季トレンドのすとんとしたワンピースはマキシ丈がベスト。Iラインのシルエットを意識して軽やかなベージュカラーで着丈の重さを払拭。

3
今季、大人の間で流行のすとんした、ルーズシルエットのワンピース。ゆるめのIラインのマキシ丈で洒落感のある着こなしを意識。定番のベージュカラーは、軽さが出るので、背の低い人にもマッチします。

長くなりましたが、母国語が日本語であれば、
ツボは割と簡単なので、ぜひお試しください!








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