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君と付き合えるまでの軌跡と奇跡。

10月4日。


今年は特に厳しかった夏を乗り越えて秋。


窓を開けていると強い秋風がビュンっと音を立てて教室に流れ込んでくる。


その度にスカイブルーのカーテンがふわりと広がり、教室の天井に青空を作る。


年季の入ったくすんだ青空だな。



先生「風強いから窓閉めろー。」



教科書を片手にした教師が気怠げに言う。


それに呼応して窓際の生徒たちが一斉に窓を閉め出した。


窓際の席、後ろから2番目に座っている君も同様に。


閉める瞬間に君の髪がふわりと靡いた。



池田「よいしょ、、、、、」

一言だけ、そう呟いてまた席に着いた。


さっきの風で崩れた髪を耳にかける。


俺は彼女のそんな仕草がまた俺の胸が締め付ける。


そして彼女に悟られないようすぐに前を向いた。


先生「それじゃあ今日はここまでなー。」


「「「ありがとうございました!」」」



教師はクラスメイトの方を一瞥もせずに教室の扉を乱暴に開けて出ていった。


さすが生徒間で流行ってる『嫌いな教師ランキング トップ3』の常連なだけはある。



池田「、、、、、、」ペラッ

池田瑛紗さんは机に肘をついて本を読んでいるようだ。


俺が子供の頃に見た記憶がある画家の画集をじっくりと隅から隅まで眺めている。


本を読んでいるその姿がすでに絵画だと錯覚してしまうくらいに綺麗だ。


そんな彼女を俺は友人と話している中でこっそり見ていた。



「何の本読んでるの?」
「誰の画集?」
「難しそうな本読んでるね。」



何度も頭の中で君に話しかけた時の言葉たち。


残念なことにどれも俺の口から発せられたことはない。


彼女に友達らしい人はおらず、いつも過去の偉大な画家たちの足跡を眺めている。


タイミングなんていつでもあると言うのにな。


ほんの少しの勇気だけなんだ。


10月9日、午前8時54分。


今日はスポーツの日ということで祝日!


、、、、、、サッカー部に入っていなければ。


午前中だけサッカー部の練習が組み込まれており、俺は渋々グラウンドに集まった。


まぁ明日に出す予定の課題も教室に置いてきてたし都合がいいと言えば良い。


夜にやる気が出れば終わるだろう。



「それじゃグラウンド3周なー。」



青髭の目立つコーチが大声でそう叫んだ。


俺も重い腰と足を何とか動かして地面を蹴り始めた。


午前12時42分。


「今日はここまでなー。おつかれさん!」


「「「ありがとうございました!!」」」



1時近くになってようやく練習が終わった。


さっさと教室行って課題を取ってこよう。


俺は汗の染みたユニフォームの上から長袖のジャージを羽織る。


めんどくさいしすぐ帰るからこれで良いや。


そして昇降口から校内に入った。


階段を2段飛ばしで登って目的の教室へ。


特に急ぐ理由はないけど何となく。



ガラララッ



〇〇「えっと課題は、、、、、え?」


池田「ん?」

〇〇「いっ、、、池田さんっ?!」


俺は思わず大声を上げて彼女の名前を呼んでしまった。


油断してたというか、絶対にいないと思ってたから動揺も激しい。


っていうかユニフォーム着替えてくりゃ良かった。


汗の匂いとかしてないよな、、、?




池田「君は同じクラスだよね、、、?」




彼女は俺の顔を不思議そうに見つめてくる。


吸い込まれてしまうのではないかという程に大きな目。


それに困ったような表情も可愛らしい、、、いや。


馬鹿みたいなことを考えてる暇ではない。


一度も話したことがないのだから彼女がそんな反応をするのも当たり前だ。



〇〇「あっ、同じクラスの岡本〇〇です!」


池田「〇〇くんかぁ。私は池田瑛紗って言います。」



改めて言わなくても十分知ってるよ、なんて野暮なことは言わない。


初めて池田さんと話すことができて俺は少し浮かれていた。



〇〇「池田さんは何してたの?」


池田「これを学校に置いてきたの思い出してさ〜。」



そう言って掲げたのはこの前に池田さんが読んでいた画集。



〇〇「でも明日は普通に学校だから取りに
   来なくても良かったんじゃない?」


池田「あっ、確かに〜!」

恥ずかしそうに照れ笑いをする池田さん。


、、、、、生きててよかった。


なぜかそんな感想が浮かんできた。



池田「〇〇くんは何か忘れ物でもしたの?」


〇〇「あぁ、明日の課題を取りに来たんだよね。」


池田「こんな前日に取りに来るなんて悪いな〜。笑」


〇〇「あはは、、、///」



時間が止まってしまえば良いのにとここまで強く願ったことはない。


今まで頭の中でシミュレーションをしていたのがどれ程に無駄だったのか分かりました。


もっと早く話しかけておけばよかった、、、



池田「それじゃあ私は行くね!
   部活の途中で抜け出してきちゃったから、、、」


〇〇「そっか!じゃあまたね!」


池田「ばいばーい!」

夢のような時間を送ったような気がする。


俺は帰るまでの道で池田さんとの会話を反芻した。


自分でも気持ち悪いなと思ったがしょうがない。


こんなことは今までの学校生活で経験しなかったんだから。


10月10日。


ガラララッ


池田「、、、、、、」ペラッ



教室に入ったら池田さんはまたいつものように画集をじっくり眺めていた。


俺は何度か深呼吸をして彼女の席に近づいていく。



〇〇「おっ、、、おはよう!」


池田「おはよ〜!ちゃんと課題やってきた?笑」

朝から彼女の笑顔を見ることができるとは考えても見なかった。


キラキラと輝く笑顔はこの世にもう一つの太陽が生まれたかのようです、、、


それに笑いながら俺の課題について聞いてくれることで、昨日のことは本当にあったんだと改めて思う。



〇〇「ちゃんとやってきたよ〜笑
   っていうか今日もそれ見てるんだ?」


池田「うん!
   私の好きな印書派の作品集なんだ〜。」ペラペラ



そう言い、俺に向けてペラペラと画集をめくってくれる池田さん。


俺も絵に詳しいってほどじゃないけど一般知識としてはいくつか知っている作品があった。



〇〇「あっ、これモネの日傘をさす女でしょ?」


池田「えっ!よく知ってるね〜!」


〇〇「そんな凄いことじゃないよ。笑
   モネは光の描き方が凄い好きなんだ。」


池田「、、、、、、続けて?」


〇〇「え?」



『続けて』って絵の感想でも言えば良いのかな?



〇〇「これってモネの奥さんが亡くなる少し前の
   作品だったよね?」


池田「うん!」


〇〇「亡くなった後にこの絵を見てモネが何を
   思ったのかを考えるのも俺は好きかな。」



俺の母さんも絵画が好きな人だったから小さい頃からそういう話を聞かされたことがある。


俺もそれに感化されて作者のバックグラウンドとか調べた時期があったっけ。



池田「、、、〇〇くんっ!!」


〇〇「はっ、はい!」


池田「私とお友達になってください!」

この日、俺と池田さんは友達になりました。


10月11日、通学路。


池田「おはよ〜♪」

〇〇「おはよ、、、///」



昨日、俺は勇気を出して池田さんに話しかけた。


そしたら友達になれました、、、、、、と。


言葉にすれば2行で収まってしまうが中身はとても濃い。


なぜ俺と友達になりたいと思ってくれたのかは聞けなかったが結果オーライかな。


それにあの後、帰り道も同じ方向だということが分かったんです。


それで今日は時間を合わせて一緒に登校している、、、


実はまだ夢の中で都合のいい世界を作り上げているのではないかと何度も疑ったがこれは現実だ。



池田「やっぱり朝は寒いね〜。」

斜め上を向きながら俺の隣を歩いている池田さん。


ほんとにいつ見ても映画の1シーンのように絵になる人だ。



〇〇「朝だけはもう冬だよね。
   明日からパーカーでも着てこよっかな。」


池田「それいいねぇ。私も着てこよ〜!」



そんな他愛もない話をしながら通学路を歩く。


でもこの一瞬が俺にとっては特別なものだ。



〇〇「そういやさ、、、」


池田「ん?」


〇〇「何で俺に友達になってって言ったの?」


池田「え、〇〇くんともっとお話ししたいって
   思ったからだよ?」

『〇〇くんのことが気になっちゃって、、、///』


あっけらかんと答える彼女を見て、こんな答えを期待してた俺をぶっ飛ばしたい。


でも俺と話したいと思ってくれたのも涙が出そうなほど嬉しい、、、!



池田「〇〇くんの絵の楽しみ方が私も大好きだから
   もっと話したくて、、、」


〇〇「そうだったんだ、、、!」


池田「私ってほんとに友達がいないんだよね〜。
   1組の中西アルノくらいであとはゼロ!」

そう言えば隣のクラスに変わった名前の子がいるってのをクラスメイトが言ってたな。


それが中西さんか。


嬉しそうに友達いない自慢をする彼女の隣で中西さんの顔をぼんやりと思い浮かべる。



池田「だから〇〇くんが友達2人目かな〜。笑」


〇〇「、、、なんか嬉しい。」



彼女に聞こえないように小さく呟いた。



池田「私も友達作れて良かったよ〜。」



前言撤回、めちゃくちゃ聞こえてたし恥ずかしいし、、、


10月17日、午後5時24分。


〇〇「ねぇ、ここはどうなってるか分かる?」

池田「ここはねぇ〜。」

俺と池田さんが友達になったあの日から、2人で話すことも一緒にいることも多くなった。


今日は中間テストに向けて図書館で勉強中。


メガネをかけ、いつもより大人っぽい雰囲気を纏っている池田さん。


緊張しながらも隣に座ってシャーペンを走らせている。


本当は中西さんも一緒にやる予定だったのだが『めんどい』の一言で断られてしまったらしい。



池田「〇〇くんがいてくれて良かったぁ、、、」



不意に池田さんがそう呟いた。



〇〇「なんで?」


池田「だってアルノは勉強嫌いだから絶対に
   来ないの。いつも1人だったんだよねぇ。」


〇〇「そうだったんだ。笑」



俺は勉強嫌いの中西さんにめちゃくちゃ感謝しながらまた勉強を続けた。


10月27日。


中間テストも無事に終わり、少しゆったりとした日が訪れた。


点数もそんなに悪くなかったし補修も無さそう。



池田「ねぇねぇ!」

うちのクラスはテストが終わったら席替えというルールがあるんです。


そして幸運なことに今回は俺と池田さんが縦に並んだ席に。


俺は生まれて初めて神様に手を合わせました。



〇〇「なに?」


池田「ママからモネの美術展チケットを2枚も
   貰ったの!一緒に行かない??」



モネと言えば俺と池田さんの関係を深めてくれた恩人だ。


恩人の美術展+池田さんとデートということで俺の中で『行く』以外の選択肢はすでに消えていた。



〇〇「中西さんとかじゃなくていいの?」


池田「アルノはどうせ『めんどい』って言うから。
   〇〇くんとだったら楽しそう!」



『〇〇くんとだったら楽しそう!』


その言葉を頭の中でしっかりと噛み締め、俺はOKのサインを出した。


11月12日。


モネの美術展に行くと約束した日から約2週間。


ついにその日がやってきた。


約束の時間よりも30分ほど早く着いてしまったのだがすでに待ち合わせ場所には池田さんがいた。



池田「あっ、おーい!」

少し離れたところから俺を見つけてくれて呼んでくれている。


手を振りながらピョンピョンと跳ねていて、ついに白い妖精が見え始めたのかと思った。


俺は駆け足で彼女の元に向かった。



〇〇「ごめん!ちょっと待たせたかな、、、」


池田「ううん、楽しみすぎて早く来ちゃった、、、
   あれ?なに持ってるの?」



俺はさっき買ったコーヒーを彼女に手渡す。



〇〇「今日はちょっと寒かったからさ。
   池田さんってコーヒー好きだったよね?」


池田「大好き〜♪ありがとぉ、、、///」



まだ熱いコーヒーを両手で持ち少し啜る。



池田「美味しい、、、///」


ゆっくりと美術展が開かれている場所まで向かう。


その間も学校で起こった話やお互いの友人の話をしたり、これから見る美術展の話など。


そんな話をしていたらあっという間に目的地まで着いてしまった。


アインシュタインが相対性理論の説明をする際に冗談で『楽しいことはあっという間だ』と言っていたのを思い出した。



池田「楽しみだね〜♪」

絵の話題になると彼女は本当に素敵な笑顔をする。


そして俺が彼女の一番好きなところ。



〇〇「そうだね、、、///」



そして美術展の中に入ると「光の画家」の遺した名作が俺たちを出迎えてくれた。


俺も今日のために母さんから話を聞いたり、ネットだったりで勉強はしてきた。


だけど、、、



池田「やっぱり凄いなぁ、、、!」

真剣に絵を眺める彼女の横顔に見惚れる時間の方が長くなってしまった。


モネの作品をじっくりと鑑賞した後、隅に配置されたポップアップストアに立ち寄った。


母さんから「モネのポストカードが欲しいから買ってきて。4枚入りのやつね。」と言伝をもらっているので。



〇〇「えっと、、、、、これか。」


池田「あっ!そのポストカードいいなぁ〜!」


〇〇「買ったらうちの母さんとお揃いだよ。笑」


池田「じゃあ買うしかないね。笑」

そんな軽口を叩きながら一緒のポストカードを手に取る池田さん。


なんか母さんだけお揃いなの癪だな。


そう思って俺は同じポストカードをまた手に取った。



池田「あれ?もう一個買うの?」


〇〇「俺も池田さんと同じやつが欲しくなって。笑」


池田「ふふっ、なにそれぇ〜笑」



これで俺と母さんと池田さんは同じポストカードを持つことになった。


たぶん変に思われてるだろうけど。


美術展をでた後、近くのカフェで少し休憩することにした。



池田「やっぱモネは良いね〜。」

〇〇「そうだね。」



正直に池田さんの横顔の方が記憶に強くあると言えば怒られるだろう。


そんな俺でもモネの作品が名作と名高い所以は分かったつもりだ。


それから少し話していると俺のスマホが着信を告げた。



プルルル、、、プルルル、、、



〇〇「ん?母さんから、、、」


池田「なんだろうね?」


〇〇「ごめん!ちょっと出てくるね。」


池田「はぁ〜い!」



俺はスマホを片手に少しの間、カフェの外に出た。


〇〇「はぁ、、、そんなことで電話してくんなよ、、、」


母さんからの電話は『ちゃんとポストカードを買ったかどうか』ってこと。


どうやら俺が思ってた以上に母さんはモネが大好きらしい。


またカフェの扉を開けて池田さんのところに戻る。


池田「よしよし、、、、、」カキカキ

池田さんがボールペンで何かを書いているようだ。


、、、さっきのポストカードの裏かな?



〇〇「なに書いてるの?」


池田「あっ、もう帰ってきちゃったのか〜。」



なんか残念そうな表情をされてしまった。


なにを書いていたのだというのだろう?



池田「そうだ!
   〇〇くんもこれの裏になんか書いてよ〜。」



すると池田さんがさっきまでボールペンで何かを書いていたポストカードを俺に見せる。


描かれているのは「日傘をさす女」のポストカード。



〇〇「書くってなにを?」


池田「うーん、、、今日の感想とか?」



そう言って俺にもう一本のボールペンを手渡してくれる。


そして俺も彼女もボールペンを走らせ始めた。


池田「書けた〜♪」

〇〇「俺も書けたよ〜。」


池田「じゃあ交換ね!」



そう言って何だかニコニコしながらポストカードを手渡してくれる池田さん。


綺麗に整った字が印象的だ。


そして彼女の書いた文章に目を通してみる。


〇〇くんへ。


今日は一緒に来てくれてありがとう!


コーヒー買ってきてくれたのも大人っぽくて
嬉しかったよ!


もしかして〇〇くんて女の子慣れしてる、、、笑


でも〇〇くんが優しいのなんて会った時から
ずっと変わらないよね〜。


えっとね。


私は家族とアルノ以外の人と出かけるなんて
久しぶりのことだったから緊張しました。笑


でもそんな緊張なんてする必要なかったな〜。


〇〇くんとだったら楽しそうっていう
私の予測は全く外れませんでしたよ。笑


これからも色々なところにお出掛けしよ!


ずーっと仲良くしてください!

池田瑛紗


俺が彼女の文章を読み終わったあと、池田さんの方をチラリと見る。


池田「、、、、、、、、///」

顔を真っ赤にして俯いてしまっている。


十中八九、俺の書いた文が問題なんだろうな。


俺がポストカードに書いたのは、、、


池田さんのことが大好きです。

岡本〇〇。


たったそれだけ。


彼女が黙ってしまって数分が経った。


俺は彼女を困らせてしまったと思い、謝ろうとした。



〇〇「池田さん、ごめ」


池田「貸して、、、///」


〇〇「え?」



そう言って先ほど俺に手渡したポストカードを無理矢理に奪う。


そしてまた新しい文字を書き足している。



池田「読んでください、、、///」



返ってきたポストカードの一番下に新しい5文字が付け足されていた。


私も大好き


その5文字が。



〇〇「はぁ、、、良かったぁ、、、!」



俺の中で張り詰めていた緊張の糸がプツンと音を立てて切れた気がした。



池田「うぅ、、、、〇〇くんズルすぎ、、、///」



両手で顔を覆い隠してしまう池田さん。


しかし彼女の小さな耳が火が出てしまうのではないかと言うほど真っ赤になっているのがよく見えてしまう。


彼女が落ち着くまでゆっくりと、何回もポストカードの文章が間違いでないかを確かめて待った。


彼女の火照った顔を覚ますためにカフェの外へ。


あたりはすでに暗くなってしまっているが、街の街頭やお店の光が夜の影を相殺している。


吹き抜ける冷たい風が俺たちの熱を奪っていく。



〇〇「大丈夫?寒くない?」


池田「うん!何ならちょうど良いくらい、、、///」


〇〇「、、、真っ赤になってるのも可愛いよ?」


池田「すぐに可愛いって言うの良くない、、、///」



これまで溜め続けていた池田さんへの気持ちがさっきから溢れてしょうがない。


彼女の一挙手一投足に愛おしさが止まらない。



池田「、、、もうこんな時間かぁ。」



腕時計を見ると時刻が午後8時21分を示していた。


流石にこんな遅くまで女の子を連れ回すのは親御さんも心配するだろう。


そろそろお別れの時間だ。



〇〇「それじゃ帰ろっか。」



俺が歩き出そうと彼女の方に目線を投げかけると、、、



池田「ん、、、///」

はにかみながら俺に向かって手を伸ばしてくる。


俺はその手をギュッと握りポケットの中へ。



〇〇「これであったかいでしょ?」

池田「うん、、、///」



この日、俺と池田さんは恋人になりました。

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