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にじみ出る「月」のサイン

西洋占星術において、惑星の解釈は様々だけれど、中でも多彩なのは「月」と感じる。

太陽や火星は行動に出やすく、金星は自覚しやすい。月は「いつもの〜、なじみの〜、あたりまえの〜」と解説されることが多い。「いつも」で「なじみ」なだけに「あたりまえ」なので、わかりにくい。意識に登りにくいから、わかりにくい。

そんな時に思い出す友人がいる。チャートを立て「太陽が水瓶で◯◯な要素があり、月は獅子で◯◯な要素がある」と伝えると「自分の中に獅子の要素はないと思う」とポツリ。

その後、友人は「自分が」いかに獅子らしくないかをとうとうと話し出した。「私は、獅子の要素が自覚できない、なぜなら私は…」と進んでいく彼女の話で、頭に残る単語は「私は」「自分が」…いやいや、それ獅子!

「いつも」で「なじみ」で「あたりまえ」すぎる「月」について、自分よりも周囲の人の方がよく見えている場合がある。
もし、自分の月サインにピンとこないのであれば、周囲の人に自分はどんなイメージなのかを聞いてみると良いかもしれない。場合によっては、自己のイメージと周囲の人が持つイメージが、大きくかけ離れていることもある。



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