ガンダムの顔のダクトは何のためにあるのか


ある日中吊りを見て考えたこと

ガンダムの顔のダクトは何のためにあるのか

立体物で地味な鬼門である謎の闇

冷却用の空気取り入れ口?
車みたいに進んでるわけではないから、一部ファンとの併用式かな?

熱した空気はどこから出してるのか?
多分、感知されないように後ろに出したいはず

宇宙ではどうするのか?
当然空気がない
何らかの媒質に熱を持たせて機体外へ捨てるような感じかな?

ガンダムはなるべく無調整で地上でも宇宙でも戦うから、圧縮か何かしておいて、その場で気体になる媒質を使って空冷システムを宇宙でも無理やり使ってたりして?

宇宙ではエアインテークは塞ぐかな……どうだろう?

何らかの形で熱保存・熱廃棄をしていることは間違いないと思いますが、推進剤の噴射や、腹ビームも排熱に利用しているのかもしれません。

そもそも何の熱?

コンピューター、っていうのはコアファイターの設定と矛盾するからNG
サブコンピュータもそんな熱持つかな……

機関砲かなあ……ただガンダムの他の部位と比べて、そんな大げさにエアインテーク付けるほどの熱源がなさそうなんだよな

エアインテーク以外の可能性

暗くて見えないけど普通にセンサーとか。
何段にも分かれてるけど、ガンダムは試作機だから、モジュール式のセンサーをそれぞれの段に付けたり外したりして色んな検討とかしたのかもしれないね?
その場合、エアフローとか熱源はおいて置ける。インテークの逆で排熱口もありですが……わざわざ前面に投射すんな! センサーにも邪魔。

マスクと顎

謎い

あと謎として大きいのがマスクと顎!
これはもう全然意味がわからない形をしている……。マスク前面の尾根というかエッジは、まあ避弾経始を考えたとかで…

一番難しいのが赤い顎…
まあ色の問題はいったん置いときましょう。赤くない場合もあるしね。

頭関節を屈曲・伸展させるためのアクチュエーターの接続部かな……。頭関節にどのくらいのトルクが必要なのか、アクチュエーターにどのくらいの性能があるのか分かりませんが、とりあえず頭関節から離れたところを作用点とするのは、トルク的には合理的ではあります。

屈曲時にアクチュエーターの接続部だけがバキャッと外れたらしょうがないので、それなりにしっかりした作りが必要です。その結果があの顎という考え方。

まあ大気の抵抗を受けながら機関砲の狙いを定めたり、見たい方を見れないといけないので意外と頭関節にも大きなトルクが必要なのではないでしょうか? 知らんけど(←妄想考察で一番言っちゃいけないワード)

ちなみに人間の場合は、顎を引いて下向いたり喉仏を上げる為の筋肉がここについています。

あとはワイルドカードのセンサー説(笑)

変な形だけど普通にレーダー内蔵とか?
ミノフスキー粒子? いくつかレドーム出て来てるし……なんか仕組みを変えたレーダーはあるんでしょ。

一応、出版物では音センサーというのがあるみたいです。

より新しいものではオプチカルシーカーという記述もあるそうですが、さすがに真っ赤の不透明の構造物でそれはなくない? 光通さないじゃん。シークできないじゃん。

無理やり尊重してあえてクリアパーツで再解釈するのもありはありですけど、既存の絵がどう見ても不透明だからなあ……。

アニメでは省略される程度の、孔とかが開いてるってことか?

マスクのへの字

なぜ切込みを入れたのか

センサー!(いい加減にしろ) 
いや無理だろ!
流石にこれは無理やて!
いいネタ思い付いたら教えて下さい!

ガンポートで中におじさんがいるとかはどうですか?
ガンポートはともかく、ジオングもリックディアスも頭に乗ってることを考えると、頭部に人を乗せることの実験自体はわりと早い段階でしていておかしくはない。ガンタンクの後に、ガンダムでもそれを検討した可能性はなくもないかもしれません。

キュートなタレ目

確かメインカメラはトサカですよね。眼は「視差計測ができる説がある」とプラモのインストで見ました。方式は分かりません。何を見るセンサーかも分かりません。

メインカメラという名前からして、普通の可視光線などはトサカなのでしょうか。

目が光る理由

センサーは普通光りません。光ったら、光をキャッチするタイプのセンサーにとって邪魔になります。

・眼は光の影響を受けないセンサーなので光ってもいい

光る理由自体は別途ご用意下さい!
あと、オメーが良くても他のカメラとかにとって邪魔だよということも考慮する必要あり。

・センサーの較正を行うため、一定の刺激を自分で出している

較正というのは、センサーの反応具合が正しいか分からないとき、度合が確かである刺激を入れてみて、それを基準にセンサーを調整するということです。

なんかよく分かんないけど戦闘中にどんどん狂ってっちゃうセンサーを搭載していることになります。

・眼は実はセンサーではなく、レーダー波やフラッシュのような、他のセンサーでキャッチするための……するための……そういうの何ていうんだ? とにかくそういう刺激を出力する装置である。敵に見つかるのでここぞという時しか光らない。

(こうやって色々考えていくと、モノアイとマスクくらいしか目立った構造物のないザク頭の完成度があまりにも高すぎるという話にもなってくるのですが……50年くらい時代が違っても驚かないスタイリッシュさです)

(ただ、流体パルスとやらをそこに流す意味ある?? 頭のパイプはまた別なのかな?)

隈取(目の下の赤)

ワーォジャパニーズロボット!

これは、ただもうひたすらにカラーリングが意味不明なだけであって、構造としては特に不思議はない気がします。隙間を埋めてるだけですし。駄目ですか?

カラーリングはさあ……秘密兵器だからさあ、見た目から機能・構造が解りにくいようにわざと無意味に塗り分けたんじゃねえの? 

それか、人形浄瑠璃だっけ? ああいう人形を作ってた人の末裔がロボット工学やってたとかは? (急に全然違う方向性の話はじめる)

機関砲(バルカン)

あんなところにバルカンが!

……でかくない?

口径は6センチということなんだけど、それに対して見た目がでかくない?
これは、弾薬の装備問題とも関連しますよね。モビルスーツは全体的に弾薬の装備場所に鈍感です。その言い訳として小型弾薬という設定がメジャーになったと思われますが、今度は見た目との齟齬が出てきました。

フリーダムのクスフィアスも弾頭がクソ小さい設定です。
ヘビーアームズ君は異次元から弾薬を召喚していると思います。

ガンダムのおっちゃんに話を戻します。
あの砲身らしき部分の異常な太さ。

あのさあ……

なんかさあ……

砲身長を、砲身の太さで代償するメカニズム、なんかできないかな?

できそうじゃない?

ほら、なんか、磁力とかでさ。
電磁力で砲弾飛ばすわけよ。

で、短い間に加速させる電磁石の配置にあの太さが必要なんよ。

余談ですが、頭部の機関砲については、リアリティを損なうのはデザインより演出だと思います。

何故鍔迫り合いのときに撃たないのか?

弾切れとか、センサーの邪魔とか、何でもいいんですがそういう演出をしっかり入れていくことです。

サイズ感の問題は、ガンプラのデカールやモールドにも関係します。

ガンプラを眺めてはっきり判るような警告表示やアクセスハッチが、18メートルの実物を考えた時にはたして現実的なのかということです。

ひさし

目深に被る

ここも、カッコ良さと実用性がせめぎ合うパーツでしてね……

見えねえだろ!
上の方が! そんな出っ張ってちゃ!
黄色い五角形が何なのかは謎だけどとりあえず邪魔だろ!

いや分からん……何故そんな大胆に覆った……
どう解釈すれば……

デリケートなセンサーを守るためかなあ。ほら、バカが上に機関砲つけたからさ。さっきレールガンって言ってた?

うるせえ!
開発段階で紆余曲折あったんだよ!

で、プラモでは省略されてるけどひさしはうまく可動することにしましょう。

シド・ミードが最初に外すやつ

これはまあアンテナ、ですよね…

……なぜ前に付けた!
なぜ前に付けたァァァァァァァ!?

もしかして、ガンダムの顔は、前面にはどうせセンサー類を実装せざるを得ないのだから防御に限界があり、むしろ死角である後方の装甲が厚いという設計なんでしょうか?

そう考えると、ウイングガンダムが寝そべり変形する時に照れて顔を隠すのも解る気がします。

よく言われる謎の頭バルカンも、あからさまな弱点である頭部を落ち着いて狙わせないための攻撃的防御なのかも??

敵方だとリーダー機にはアンテナがついていますが、隊員も送受信できないと話にならないので、あのアンテナは母艦とかAWACS的な存在との通信に必要なのだと思われます。

角の根元の赤いの

……何これ??

アンテナも含めて、浮いているというか、ポン付け感が凄い。ということは、やはり試作機であるが故、その時々で色んなバージョンをポン付けしており、その名残なのかもしれない。

だから、量産機では一般的に角がなくなる、という考え方。徐々に頭部内に統合されていくわけです。

考えてみればガンダムは別に隊長機ではないので、ジムはあのデザインで隊長機相当の通信機能を備えているわけですよね。

メインカメラ

上の赤いのがメインカメラ

……でかくない?

たまにトサカのメインカメラの中身が透けてる絵あるけど、口径がバカでかくない?
レンズはでかいほど明るくなり、より僅かな光を捉えることができます。望遠鏡のサイズとか考えるとそんなでもないのかな?

まあ武器の口径問題に比べたら全然かも。

デザインにもよりますが、メインカメラとされる赤とか緑の部分に、よくおでこの五角形が被っています。これもちょっとアホっぽいのですが、まああれは単なるカバーであって中のレンズの視線を遮ってなければ良いのでしょう。(工業デザインっぽさというか、実在感が薄れるのであんまり好きじゃないけど)

もはや前を見る気がないハイニューガンダムさん
Sガンダムくんやゴッドガンダムくんの解決法はいいですね。

……なんでカバーに色着けちゃった?

ねえ?
なんでよ!

まあ、カバーの色が既知であれば、別に本質的な問題ではありません。あえて赤くするからには意味があるはずですが……。

メインカメラについては、トサカの意味も含めて再解釈したガンダムG40は結構好きですね。

アンテナ根元の赤パーツでカメラを遮っていないのも流石です。だけど股の処理は嫌い。

リアカメラ

これはまあ、特に疑問点はありません。

頬の段差

その谷は何?

なにこれ? なんで滑らかに繋がなかった?
なんで兜みたいになってるの?
まあ……試作機だからツギハギ感あるのかな……

全体に、試作機は気軽に組み替えて調整できるようにデコボコと別パーツが多く、洗練されるとツルンとする、という解釈はまあありだと思います。

あるいは、宇宙用と地上用とか、実は色々組み換えるためにそうなっているとか。ストライカーシステムのような要素が、実はヘルメットや機体各部に存在するという解釈です。

単一のガンダムがメットを着けたり外したりするかは別としても、1号機〜8号機の各仕様を実現するためにモジュール化しているからデコボコしているというのもありですね。

後は、装甲は戦闘で消耗するからというのもつけ外しする理由になりますが……これはマスクと段差がある理由になってないですね。

いやなんにしても……頬の装甲?がそのまま顔の前面まで覆っていてはだめな理由が説明できてないですね……。顎のセンサーを隠さない、と考えても出し過ぎですし。

うーん……
被弾や、衝撃を受けた際に、全体に波及しないように、わざと装甲・構造を分割するという考え方はどうでしょうか?

そのために全体にガチャガチャした形になりやすいという。

おお、これけっこう行ける気がします。
モビルスーツ系全体を片付けられる気がします。

そんなこんなで、洗練されたマスプロダクトモデルであり空力性能も求められる自動車や戦闘機とは、見た目に関する事情が全く異なるということです。

感想!

実在っぽさという意味ではどうしようもないとしか思えないガンダムの顔ですが、無理やり考えてみると結構思い付くもんだと思いました。

ずっと後にデザインされたハイニューの方が、より趣味的で、兵器っぽさ・工業製品っぽさでは後退しているのも興味深い。

あと、数日経って気付いてしまいました

「ガンキャノンの頭の方が洗練されてる問題」

なぜ、ガンキャノンの方がセンサーやカメラが見た目少ないのでしょうか。ガンダムより遠くで戦うのに。タンクに至っては肉眼とアンテナですが、一旦あいつのことは放置させて下さい。

これは、ガンキャノンがとりあえずの完成版として作られたということにしますか。

ガンダムのバリエーションに、まるで砲撃機みたいな奴がいることからも分かる通り、連邦はガンキャノンの支援能力で立ち止まるつもりは全くありません。

ガンキャノンという物がありながら、なぜガンダムをベースにマドロックみたいなやつを作ったのか。

恐らく、どこかの段階で、ガンダムを近接戦闘のみならず、全タイプの基盤として扱っていくという判断があったのではないでしょうか。

そのため、ガンダムでは気軽に組み換え仕様変更できるデコボコデザインが採用され、一旦の完成品であるガンキャノンには無駄な拡張性や冗長性を排し、部品点数も削減したスマートな頭部が設計されたのではないでしょうか。

開発の時系列は謎ですが、少なくとも劇中では3機の違いは世代ではなく使用目的であるという描写だったと思いますが……テレビは観てないので分かりません。




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