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よく気がついて、段取りがいい子に育てるためには

自分で出来ることは自分でさせる

以前、牛乳をこぼした時に、自分で拭かせる
と書きましたが、
何でも自分でさせると、こちらも楽が出来ますし、
子供も手先が器用になります。

子供が明日着る洋服を、毎日枕元にそろえてあげている
という方がいました。
我が家では、自分で出来るようになったら、
自分でさせていました。

四男は、2歳から自分で服を選んで着ていました。
そのためには、手が届く高さの低い引き出し
に入れていました。

時には、前後を反対に着たりしていましたが、
反対だよと教えても本人が着替えるのを嫌がったら、
反対のまま、保育所に行きました。

別に反対に着ていても、差し支えはないし、
先生に言われたら、着替えたのかもしれません。

ご飯をおかわりするのも、セルフサービスでした。
なので、よく使う茶碗や皿なども
食器棚の手が届きやすいところに置いていました。

そして、炊飯器の場所は、
子供にとっては高いところにあったので、
イスを置いていました。

食事の後は、必ず食器を自分で流しに持って行くことに
なっていました。
それが習慣になっていたので、祖父母の家に行っても、
何も言わなくてもやっていました。

おそらく、よそのお宅に行ってもやっていたと思います。
それが、当たり前だからです。


学校の準備も自分でやっていました。
一年生の最初だけは、一緒にやって、やり方を教え、
チェックをしますが、その後は全て自分でやります。

それだけではなく、
校外学習や修学旅行の準備も、手伝った覚えがありません。
全部自分でやっていました。

忘れ物もしたでしょうが、
早いうちに忘れて困った体験をすれば、
自分で気をつけるようになります。

三男のお嫁さんからは、
「今でも、合宿前日は自分できっちり綺麗に用意して、
忘れ物ないかな〜と言いながら、もう一回確認するのが
ルーティンになっています」

と聞いています。
もちろん、夫も出張の準備は、
いつも全部自分でやっていました。
なので、私が、いつ死んでも誰も困らないなぁと思います。

お手伝いは貴重な体験

ゴミ出しは、小学校低学年の子の仕事でした。
長男から順番に降りていって、
末っ子は家を出るまで(下がいないので)やっていました。

今は、夫の仕事になっています。

洗濯物たたみは、いろいろ変遷がありました。
下の子が小さい時は、上の子達に1枚1円でアルバイトとして
全員分をたたんでもらっていました。

けれども、そのうち(安すぎて?)誰もやらなくなったので、
最終的には各自、自分で自分の分をたたむことで
落ち着きました。

草引きも、アルバイトにしました。
1本1円。
もちろん、自己申告です。
嘘をついたりは、してないと信じて、申告通りに払っていました。

そういえば、虫取りもアルバイトにしました。
楓の木に、黄色い毛虫がたくさんつくのです。
放っておくと葉っぱが全部食べられてしまいます。

なので、これは、1匹10円だったかな?
割り箸で1匹ずつとって、
水を入れたビンの中に入れるという仕事だったと思います。

お小遣いは、少ししかあげていなかったので、
喜んで働いてくれました。

子供といえど、助かります。
もちろん仕上がりが、劣る場合もあります。

けれど、夫の場合と同じく、仕上がりに文句はつけず、
ありがとうと感謝をします。
こちらが、頼りにしていると、
誇りを持って働いていたと思います。

いろいろと、手先を使うことで、
手先が器用になったと思いますし、
いろいろ
な体験をすることによって、
段取りが良くなります

今の子は、不器用だったり、
とんでもなく段取りが悪かったりする子がいますが、
家でお手伝いをしていなかったのではないかと思います。

家族の一員として、
責任をもって仕事を果たすということは、
大切な体験になると思いますし、
その後の人生で活きてくると思います。

私の父は、大工仕事が好きで、
教師なのに、自分で家を建てた人です。
その父が、我が家に来て、物置きを作ってくれました。

その時、次男がそばにいて、
父の作業の手伝いをしていました。
何かを手渡したり、
言われたことをいろいろやったりしていました。

後で父が、感心していました。
「よく気がつく子やなぁ」

父がすることをよく見ていて、何かを手渡すにも、
ただ単に渡すのではなく、
こうやったら相手がやりやすいという向きや、順番を
ちゃんと考えて、渡していたそうです。

お手伝いは、学校では教えないことを
学べる機会でもある
のです。

高校生になって、長男がアルバイトに行ったのと同じ会社に、
その後、次男、四男もアルバイトに行きました。

すると、四男に会社の方が言われたそうです。
「さすが、○○家の子やな」
「みんな、かげひなたなく良く働く」
それを聞いた時は、嬉しかったですね。
誇らしい気持ちになりました。

子育てを楽しもう

子育てで、皆さんがどんな検索をしているのか、
調べてみました。

すると

  • イライラ

  • 疲れがとれない

  • いつ楽になる

  • 自分の時間がない

  • 向いてない

  • めんどくさい

  • 難しい

  • しんどい

  • 大変

  • ストレス

  • うんざり

  • やめたい

  • 寝不足

  • 部屋が汚い

などの言葉が並んでいました。

だから、少子化にもなるのでしょう。

お金の問題だけじゃなくて、
子育ては、とても手間のかかるものです。
でも、やりようによっては、
ずいぶん楽になると思います。

テレビで、大家族の話を見ていて、
ちょっと、お母さんの負担が多すぎじゃないか
と思うことがありました。

大家族にも、いろいろあると思いますが、
家族が多いのに、意外と子供が働いていない家庭もあります。

もっと子供に協力して貰えばいいのに
と思うことがありました。
子供に手伝わせることに罪悪感でもあるのでしょうか。

いえいえ、そんなことを思う必要はないのです。
むしろ、先ほど述べたように、子供のためにもなるのです。

そして、親が少しでも楽をして、
その分子供に優しくなれたり、
一緒に何かをする余裕が出来たりしたら、
その方がいいと思います。

ちょっと、ゲーム感覚とかもいいと思います。

一度、年末に家族全員で
大掃除をしたことがあります。

一人一人分担を決めて、それが終わったら、
みんなでスキーに行こうということになりました。
みんな、一生懸命に頑張りました。

その後、スキーに行って、楽しい思い出が出来ました。

子供がたくさんいると、大変と思うでしょう。
確かに、大変ではあると思いますが、でも、その分楽しいです。

むしろ、1人とか、2人の方が、
ある意味大変かもしれません。

3人以上になると社会が出来ると
聞いた記憶があります。

5つ子とか、年子だったら、めちゃくちゃ大変でしょうが、
ある程度年が離れていれば、
上の子が下の子の面倒を見てくれます。

手を抜くところは抜いて、
夫や子供の力も借りて、
今しかないその時期を楽しみましょう。


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