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子供や旦那さんの能力を引き出すコツ

常識を破るのは、大変!

大谷翔平選手が、二刀流をやろうとした時、
たくさんの野球のプロの人たちが反対しましたが、
大成功しています。

今までの常識を最初に破るのは、大変です。
勇気が要ります。

よく思うのが、初めてナマコを食べた人ってすごいな。

初めて、フグを食べた人って、どうだったんでしょう。

チーズを最初に食べた人も勇気があったのでしょうね。

なぜこんな話をするのかというと、
私の時代は、「〜ながら」というのは
いけないことだったのです。

「ながら勉強」はいけないと言われていました。
「1つのことに集中しなさい」
と言われていました。

実際、友達が深夜ラジオの話をするので、
憧れの気持ちがあり、
ラジオを聴きながら勉強をしてみたところ、
さっぱり頭に入りませんでした。

テレビでも、実験をしていて、
小さな子供に、指定したところに行かせると、
ちゃんと信号を守って安全に行くことができました。

ところが、①手に物を持たせて、
②到着した後、何か言葉を言うという課題を増やすと、
集中力がなくなって、
ちゃんと行くことができませんでした。

そのようなことから、私も生徒に、
「方程式を解く時には、幾つものことを同時にしないで、
1つずつやりなさい」
と教えていました。

間違える生徒の多くは、やはり、
移項しながら、両辺を2で割るなどと、
2つのことを同時に行なっていることが多かったからです。

でも、自分が社交ダンスを習うようになって、
2つどころか、5つも6つも同時に考えなければいけなくなって、
本当に困りました。

初めは、2つのことすら、同時にできなかったのです。
足型を考えると、呼吸が止まるのです。

何かを考えるたびに、呼吸が止まっていると注意をされていました。
これは、なかなか根強くて、治るまでにたぶん5年ぐらいは、かかったと思います。

10年経っても、まだ、たまに注意をされるほどでした。

なぜ2つ同時にする訓練をしなかったのだろうと、悔やみました。

2つ同時にするのは、無理だから、
してはいけないと思っていたのですが、
2つ同時にする訓練をすれば、出来たのかも知れません。

「ながらはいけない」
という常識を破ればよかったと思いました。

常識が正しかった?!

本当は、「常識が正しいとはかぎらないので、疑ってかかりましょう
と言いたくて、先ほどの例を出したのです。

こんな小さい子には、まだ無理だろうとか、常識で考えないで、
子供の能力を信じて、いろいろさせてみましょう
と言いたかったのです。

ところが、さっきの例は、失敗だったようです。

複数の作業を同時にこなす、マルチタスク能力を持っているという人がいるということを聞いたことがあるので、そういう能力を訓練で身につけたかったと思ったのです。

でも、今、それを調べて分かりました。

最新の脳科学の研究によると、マルチタスクは、複数の作業を同時にこなす超人的な能力を有しているのではなく、単一の作業に集中し、それらを順々にこなしていくことに長けているようなのです。

人間の脳は、コンピュータとは異なり、同時に行う作業の数が増えると、その処理能力は、著しく低下するのだそうです。

だから、やはり、「ながら」は、良くないみたいです。

言いたかったこと

「常識が正しいとはかぎらないので、疑ってかかりましょう」

子供がやりたがった場合は、
こんな小さい子には、まだ無理だろうとか、常識で考えないで、子供の能力を信じて、いろいろさせてみましょう。

初めは、失敗するかも知れません。
でも、そこで、
「ほらね。だから言ったでしょ」
とか言うと、子供は、自信をなくしてしまいます。

初めは、上手に出来なくても、何回かやっているうちに、上手になります。焦らずに待ちましょう。

五男は、低学年の時に、靴下の穴を自分で繕っていました。
もちろん正しいやり方とは言えず、糸でぐるぐる巻きにしていたようなことでしたが、それでも、自分でやろうとする気持ちは大切です。

また、お兄ちゃんに教わって、同じく低学年の時に、だし巻き卵を作っていました。これは、ちゃんと教わったので、結構上手に作っていました。

低学年でもこんなことができるのだなと、驚き、感心しました。

まだ無理と決めてかかるのではなく、させてみれば、子供っていろんな能力を発揮するのですね。


これは、旦那さんに対しても一緒です。
少々うまくいかなくても、
けなさず、
手出しせず、

見守りましょう。

いろんなことができるようになるかもしれません。

楽しみですね☺️

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