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【部活動】外クラブ出身者の方がトップアスリートになる率は高いのか?中学校部活動と外クラブの練習時間から比較して考察する

皆さんこんばんは😊
今日もスポーツについて語りたいと思います。

今スポーツ庁が出している「運動部活動の在り方に関する総合的なガイドライン」において、

3  適切な休養日等の設定
ア  運動部活動における休養日及び活動時間については、成長期にある生徒が、運動、 食事、休養及び睡眠のバランスのとれた生活を送ることができるよう、スポーツ医・ 科学の観点からのジュニア期におけるスポーツ活動時間に関する研究5も踏まえ、 以下を基準とする。

○ 学期中は、週当たり2日以上の休養日を設ける。(平日は少なくとも1日、土曜 日及び日曜日(以下「週末」という。)は少なくとも1日以上を休養日とする。週 末に大会参加等で活動した場合は、休養日を他の日に振り替える。)

○ 長期休業中の休養日の設定は、学期中に準じた扱いを行う。また、生徒が十分な 休養を取ることができるとともに、運動部活動以外にも多様な活動を行うことがで きるよう、ある程度長期の休養期間(オフシーズン)を設ける。

○ 1日の活動時間は、長くとも平日では2時間程度、学校の休業日(学期中の週末 を含む)は3時間程度とし、できるだけ短時間に、合理的でかつ効率的・効果的な 活動を行う。 

運動部活動の在り方に関する総合的なガイドラインより

となっています。

これは子供たちの怪我を防止したり、成長を促したりするような取り込みとして必要なものだと私も取り組んでいます。

しかし、同時進行で思うことが1つあって、

練習をしなさすぎるというのも、どれだけ競技力の低下に影響してしまうのかということです。

運動をしすぎても、効率的な競技力の向上は見込めないということも理解はしています。ですが、なさすぎと言うことも競技力の低下に絶対につながると思います。

そこで、学校の部活動と外クラブを少し比較して考えてみることにしました。学校外で行われる運動の活動、つまり今注目の「地域クラブ活動」は昔から、サッカーや硬式野球で中学生を対象に実施されてきたことであり、練習量にどれくらいの差があるのか、比較することができると考えました。


①地域クラブ出身者の方がトップアスリート率は高いのか?

例えば、学校の部活動で行われるサッカーと、ユース組織のサッカーを比較したときに、今の第2次森保ジャパンはユースのプロサッカー選手が大部分を占めていると話を聞きました。

ユースサッカーの練習日を聞いてみると、週大体平日は3日、土日で1日から2日という日数を考えると、学校の部活動よりも少ない練習時間であるかもしれません。

同じく夏の甲子園大会で行われる硬式野球の大会では、ボーイズであったり、シニアであったりと地域クラブ出身の生徒がほとんどです。
もちろん中学野球である軟式野球とはボールの種類が違うので、一概には比較できないですが、中学校の軟式野球出身の生徒の割合は非常に少ないパーセンテージになっていると思います。
私たちの地域にもいくつかの硬式野球チームがありますが、サッカーと同じように平日3日、土日1日ないし2日という練習の内容になっているようです。
休日には自主練をしている生徒もいるので、地域クラブ活動の時間だけでは全ての練習時間ではないことは予め断っておきますが、休みも練習をするという選択を選手自身がしていることは素晴らしいことだと思います。

②仮説では、平日3日、土日1日か2日がベストの練習量なのか?

つまり私が考える理論は、平日3日、そして土日1日ないし2日というところ設定に子供たちの成長を促進し、かつ怪我防止になる効率の良い練習量の境界値があるのかなというものです。
これ以上少ないと、技術面での成長は見込めないのかもしれません。

地域クラブと中学校の部活動を比較しましたが、地域クラブ志向の生徒の方が、自分の選択によって練習環境を求める率が高い、いわゆるそもそも向上意識が強いこと、また、生徒の方がそもそも持っている身体能力の高さであったり、小学校時代に成績を残しているようなある程度技術を持っていて自分に自信を持っていたりする生徒が外に行っている可能性もあるために、同じような比較はできないのかもしれません。

③引退した中学3年生の体が大きくなることに気付く

私はどちらかというと、毎日部活をして練習量で他校と差をつけたいということばかり考えていました。
理由もあり、私のやっているスポーツの少年スポーツ団体はあまり発展したものではなく、小学校時代にあまり試合に勝てずに中学校に上がってくる生徒が多かったためです。
そういう子どもを上手くしてあげるためには、やはり練習量で叩き上げなくては追いつかないと言うふうに考えていました。
うん、お恥ずかしい限りです。笑

しかし、あるとき、夏で部活動を引退した生徒が一気に大きくなることにふと気が付いたのです・・・。
中学生のレベルでは、
体格>技術、アジリティー>技術
であることも多々あります。
つまり、体を大きくすることも練習の1つであることにやっと気づいたのです。

実際、外野球、外サッカーの選手の方が、感覚的によく給食を食べ、体格が大きいような印象があります。
練習の際、本来成長に使うべきエネルギーが失われているのだと思います。

また、小学校時代に同じような実力を持っている生徒どうしを比較して、他の中学校よりも一生懸命練習をしてきたつもりであっても、あまり差が開いていないといない経験をしたこともあります。
遠征を数多くこなし、あれだけ練習をしたのに試合になるとどちらが勝つかわからないという経験も正直にたくさんあります。
つまりは練習のしすぎであったっていうことを認めざるを得ないかもしれません。
もちろん練習量っていうのは大切です。同時に当たり前のことながら、質にこだわることも大事です。
どうすれば中学校の効率の良い練習時間を科学的に調べることができるのか、1度研究してみたいなと思います。
きっと「需要と供給」曲線のように、練習量と休息時間が交わる点があると思うのです。

次回は理科の指導案の方をあげたいと思います。
本日も読んでいただいて本当にありがとうございました😂

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