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父のこと

大好きな方のセッションを受けた。
いっしょに心を学んだ仲間。
わたしをさらけ出してもすべて受け入れてくれる貴重な存在。

話出した序盤から最後まで泣いていた。あれ、こんなに泣く予定じゃなかったんだけどな笑
子育てのこと、家族のこと思いつくままに話した。
優しく聞いてくれた。

私こんなに、ためていたんだなってことがそのときはじめてわかった。
それと同時に自分の本心にも気づけた。

わたしは、わたしの気持ちを大事にして選択したい。誰かの気持ちを考えて優先して決めるんじゃなくて、わたしの気持ちを優先したい。
自分で決めるときに、自分の気持ちはどこか置いてけぼりなことが多かった。

心の奥底では大好きだった父。
できるなら、いっしょにずっと幸せに暮らしたかったのかもしれない。
でも、それができなかった。

今父は闘病中で、長くは生きられないかもしれないことを妹経由で聞いた。

会いたいのは誰の気持ち?
父が喜ぶから?

セッションの中で、次々と私に言葉をくれたことばたちで、本音が見えてきた。

父に会うと、今の幸せが崩れてしまうような気がして怖い。
父と別で暮らすようになってから、私はとても安心して暮らせていたように思う。

過去を振り返って、父なりの愛情、幼かったときの優しい思い出、父の笑顔、不器用で無口な父が照れ笑いした顔。
確かに幸せはあった。
してくれたこともたくさんあって、育ててくれた感謝もあるけれど、私が欲しかったのはきっとそれじゃなかった。
穏やかな家族との日々がほしかった。

いつからか、父の日のプレゼントは、したい気持ちから義務のようになっていた。機嫌が悪くならないように、私がいっぱい話してこの場をつながなきゃ。私の気持ちは、我慢しなきゃ。

自分で決めていいんだよ。

それは、心を学んでからわかっていた。
でも、また、心に沁みた。

ひとの気持ちを考えるのは大切。でも自分の気持ちを後回しにするのはやめよう。自分の気持ちを大切にしようと思う。

まだ父に会いにいくかはわからない。

その日、母に電話した。母がわたしに打ち明けてきた話が私にとって、重荷だったことを告げた。そして、私は私の気持ちを大事にしたいんだよって気づくと、泣きながら言葉にしていた。そこではじめて自分の気持ちを認識した。

その後、母を傷つけたかもしれないと思う私のことを優しいなと思った。
母は、大丈夫!全然気にしていないと笑った。私を気遣っての言葉かもしれないけど、それを含めて、母は強くて優しいと思った。

話すことで、自分の気持ちがみえてくる。
わたしひとりでわかればいいんだけれど、私は、誰かの力を借りて話を聞いてもらうなかで本心がみえることが多い。

周りにはわたしを愛してくれている人たちがたくさんいる。ありがたいな。

きっと大丈夫。なにを選んでもわたしは大丈夫だし、あなたも大丈夫。安心して生きていく。

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