こんなお仕事をしています★その6 小説/破格の原稿料
『5分後に意外な結末 ex チョコレート色のビターエンド』
こちらにも複数のショート・ショートを、
発表させていただいています。
このショートショートの、 原稿料は一体いくらなのか?
今回はそれを開示させていただきたいと思います。
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ショートショートは、原稿用紙で4枚程度の場合があります。
原稿用紙1枚いくらで計算すると、
とても安い原稿料になってしまいます。
ところが、星新一さんが、
出版社に、このような提案をしました。
「 ショートショートの原稿料は、
1枚いくらではなく、1本いくらでお願いしたい」
彼の要望は、認められました。
ですから彼の場合、ショートショート1本で、
短編1本と同程度の原稿料得ていました。
ただし、巨匠のみの特別待遇です。
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さて、
『5分後に意外な結末』
シリーズはすべてショートショートです。
いったい、
どの程度の原稿料が支払われているのでしょうか?
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その前に、単行本を一冊書いた場合の、
原稿料を 開示させていただきます。
商業出版の場合原稿料はすべて印税です。
1000円の本を、10,000部発行した場合、
印税10%だと、 1,000,000円の受け取りになります。
ところがこれは古き良き時代の話であり、
現在は、ほとんどの場合初版は3000部どまりです。
印税も、8%が主流です。
新人の場合は5%ということもあります。
この条件で、
1000円の本を3000部発行した場合、
印税8%だと、
240,000円の受け取りになります。
単行本は、一冊、240ページ程度です。
つまり本になった場合、
1ページあたりの原稿料は1000円ということになります。
これが現実です。
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実はこれはまだ、とても条件が良い方です。
最近は、「実売印税」という、出版社も出てきています。
「実売印税」とは、
売れた分だけしか、支払わないということです。
もし3000部、 刷ったとしても、
半分の1500部しか売れなければ、
印税は。120,000円になってしまいます。
書店で売っているほとんどの書籍は、
もし半分売れればかなり優秀な成績になります。
ほとんどの本は3分の1程度しか売れず、
1月後には書店から返品されてしまいます。
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ところが、
『5分後に意外な結末』 シリーズは、
破格の原稿料が支払われています。
さすがに、
驚異的な売り上げで、ベストセラー続出の、
シリーズだと感じました。
もしかしたら、
私の場合だけかもしれませんが、
驚くほどの原稿料が振り込まれました。
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