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編入試験の過酷な現実


皆さんお久しぶりです、R6年度神戸大学経営学部の編入試験に合格させて頂きましたアキと申します。私の自己紹介をまだ見てないよという方は下のリンクからご覧下さい。https://note.com/good_bear391/n/n0ba8633918b5
今回は今の大学のテストやレポートが全部終わって暇なので「編入試験の過酷な現実」について話したいと思います。私の経験に基づいて編入試験をオススメする理由や逆に過酷だったことを述べていきます。編入試験を受けようか迷っている方はぜひ最後まで見ていってください。



そもそも編入試験とは?仮面浪人とは何が違う?


そもそも、編入試験とは何なのかと思っている方にざっくり編入試験について説明します。だいたい知ってるぜ、という方はここは飛ばして頂いて大丈夫です。
編入試験では2年次編入であれば1年生の時に受験し合格すれば2年生から、3年次編入であれば2年生の時に受験し合格すれば3年生から新しい大学に通うこととなります。また、単位も大学によって異なりますが、現在の大学で何単位以上習得してないと入学許可がおりないというのがあります。なので、せっかく合格しても現在の大学の授業で単位を習得していなければ合格取り消しとなるので注意が必要です。
仮面浪人との大きな違いですが、仮面浪人は他の大学を受験して合格すればその大学に1年生として入学します。一方、編入は2年生もしくは3年生として入学することとなります。また、編入試験では仮面浪人と違い共通テストを受けなくてよいです。実際、多くの編入試験では専門科目、英語(TOEICやTOEFLを採用している所が多い)、面接(ない場合も多い)を採用しており実質運ゲーと言っても過言では無い共通テストを受けずとも国立大学に行くことが出来ます。

編入試験の難易度

多くの方が気になっているであろう編入試験の難易度ですが、共通テストの5教科7科目と比較すると、その50%くらいではないかと思います。その根拠ですが、私は共通テストの5教科7科目で約8割を取りましたが勉強時間は1600時間くらいでした。
今回の編入試験に費やした時間はTOEICを含めて1000時間くらいです。勉強時間だけで言えば編入試験は共通テストの60%の時間しか勉強してません。
しかし、編入試験の場合、TOEICを何回も受けることが出来たので共テのようにぶっつけ本番で英語を受けるということがなかったです。また、自分の興味のない数学や古典のような科目ではなく自分の学びたい学問で受験する訳ですから難易度は60%より少し下がって50%くらいかなと思います。こうして改めて考えると国立に受ける受験生は化け物ですね…
けれども編入試験ではそんな国立に受かるような化け物どもはごっそり現役時に受かっており、ライバルは自分と同じようなレベルの人ばかりなのも嬉しい点です。
ちなみに、TOEICもやる前から難しいと食わず嫌いしてる人が多いように思えますが繰り返し勉強すればパターンが掴めてきます。どんな問題が出るか分からない理不尽な共テ英語より簡単だと個人的には思っています。

編入試験の"過酷”な現実とは

先ほど、共通テストに比べてば編入試験なんて50%の難しさだと言いました。ですがタイトルには"過酷な”現実と書いています。では、なぜ過酷なのでしょうか?それは精神的な負担が大きいからです。高校生であれば高校に行けば周りも勉強してるし、家に帰れはお母さんが料理を作ってくれたり金銭的にサポートしてくれる場合がほとんどでしょう。しかし、編入試験はそうではありません。大学とは名ばかりに周りはサークルや飲み会、旅行、バイトなど大学生らしく楽しいことをしています。そんな中で自分だけ勉強をするというのは非常に辛いです。また、私の場合、実家を出て大学に通っているので家事は全部やらないといけないし、話を聞いてくれるような親はいません。また、勉強に集中するためバイトをしていなかった私は今までの貯金を切り崩して生活していたので満足にご飯も食べることが出来なくなりました。
その結果、度重なるストレスから胃潰瘍になりました。胃が痛くなるとご飯が食べれなくなります。すると重度の貧血になり視界が真っ白になり、学校に行くどころかベッドから起きることが出来なくなりませんでした。こんな状況ではベッドで勉強をするしかないのですが、ずっと寝転がっていたため今度は腰痛になりました。話し相手はいない、娯楽はない、身体も悲鳴をあげている、けど勉強をしなければならない。こんな状態では当然、人は鬱になります。鬱になった私は参考書を開くと吐き気がするのでとりあえず一日中寝ていました。鬱になって分かったのですが、びっくりするほどよく寝れます。本能的に現実逃避をしたかったのでしょうね。すると自己肯定感は爆下がりして「楽しいはずの大学生活を何しているんだろう」と毎晩泣いてしまいます。そして毎日毎日同じ悪夢にうなされ続けるという地獄を味わいました。さらに、鬱の場合、自○願望が高まります。試験に落ちたら絶対に飛び降りてやると毎日死を覚悟していました。
以上のことをふまえると確かに難易度だけで見ると共通テストより簡単です。しかし、実際に経験してみると共通テストの勉強とは比にならないくらい精神的にしんどかったです。一人暮らし×勉強は絶対にやるべきではなかったなと思っています。

動機は?学歴コンプでもいい?

さて、この記事を見てくださっている方の中には大学受験で失敗したから編入試験を受けたい!と思っている人も多いことと思います。しかし、編入試験というのはその大学でその学問を学びたいから受けるものです。学歴にコンプレックスがあって受験するというのは動機として不純極まりないです。
中にはこんなことを言う方もいると思いますがこんなのは綺麗事に過ぎないですね。別に学歴コンプでもいいと思います。私自身、今の大学に馴染めないというのが大きな理由でしたが現役の時に国立に落ちたのが悔しくてリベンジした面もありました。確かに編入試験を受けると大学の知人に言った時には「学歴コンプ」とバカにされました。しかし、受かったあとにはおめでとうと褒めてくれました。挑戦する人を笑う奴は一定数いると思いますが、結果さえ出せば動機がなんであれ全てチャラになります。例えば「女の子にモテたいから」という動機で東大医学部に行った人がいるとします。あなたはそんな人に動機が不純だと言うんでしょうか?それよりも先に「すごい」や「かっこいい」という感情が出てくるのではないでしょうか。編入もそれと同じです。動機が学歴コンプだろうがなんだろうが結果さえ出せば文句を言ってくるやつはいません。私はどんな動機であっても編入試験を受けてよいと思いますし、挑戦する人を応援します。志望動機なんていくらでも後から付け加えてしまいましょう!

編入試験を受けるならここ!

さて長々と話してきた編入試験ですが、実施している大学は割と多いです。そんな中で私が強くオススメするのが神戸大学経営学部です。神戸大学といえば難関国立大学であり、就職にめっぽう強く関西では京阪神と呼ばれ京都大学、大阪大学に次ぐ難易度を誇ります。学生も国立特有のガリ勉タイプの人、というのは少なく神戸の街に住むオシャレな人が多いため国立の賢さと私立のカジュアルさを備えています。キャンパスは坂の上にありますが神戸ですので、生活していく上で飲食店や遊びで困ることはまず無いでしょう。そして試験では経営学部の場合、面接はなくTOEICと専門科目2科目の計3科目で夢の神戸大学に入ることができます。わざわざ共通テストを受けなくても2次試験を受けなくてもいいんです。さらに経営学部であれば経済学部と違い数学をやらなくても大丈夫です。そして1番嬉しいのが神戸大学は親切に毎年ほぼ確実に20人合格させてくれます。中には編入試験を実施しない、実施しても2,3人だけ合格という大学が多い中で神戸大学はほぼ確実に20人採ってくれるのです。神戸大学という難関国立大学に3科目で合格出来るというのは非常に夢があるのでは無いでしょうか?

最後に

編入試験についてメリットは難易度が比較的低い点、デメリットは精神的にキツい点を挙げました。しかし、このデメリットは一人暮らしで友達がいない私の話です。実家暮らし、一人暮らしだけど友達は多い、最強のメンタルを持ってるという方々には特に気にならない点かも知れません。こういった方々はぜひ編入試験を受けて見てください。動機は何でも構いません。結果さえ出せば文句を言う人はいません。皆さんの努力が実ることを願っています。次回はいよいよ本気で編入試験を受ける人に向けて記事を書いていきます。誰でも見れるような記事で編入試験の倍率が爆上がりしては困るのでこの記事は有料にしようと思います。予備校は必要か?神戸大学経営学部はどの科目で受けたのか?どんな勉強法をしていたか?勉強の1年間のスケジュールは?今の大学でどんな履修登録を組んでいた?など編入試験に受かるうえで欠かせない疑問に応えていきたいと思います!
以下のリンクからご覧下さい。
https://note.com/good_bear391/n/n627abd3c94c0

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