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2023年の抱負と病気の話

あけましておめでとうございます。今年もよろしくお願いします。

僕とVRChat上で会った事がある人なら分かるかもしれないが、僕は基本喋らない。でも無言勢じゃない。誰かに話しを振られた時にぼそっと喋るぐらい。今回はこの事について書こうと思う。こういうオープンな場所で書くことではないと思う。もちろん配慮して欲しいとかそういう訳では無く、僕の事を知ってもらえたらと。

喋る。それが出来なかった。

僕は昔から家族以外とまともに会話できた事がない。小学生の時、クラスメイトに話しかけられた時、変な声だと思われないか、喋り方が気持ち悪いと思われないか。そう考えると怖くて、話す事が出来なかった。それは授業の時間でもあった。先生に当てられた時、声を発することが出来ず、先生に怒られ、クラスメイトに笑われた。そんな事が毎日続き、遂に先生に呼び出され、めっちゃ怒られた。そして、小学6年生になる頃には、学校へ行くことが嫌になり、不登校になっていた。

中学の時も相変わらずクラスメイトとは喋れず、授業で当てられても話すことができなかった。入学して1週間で学校に行かなくなり、結局中3の時に担任に「内申がやばくて高校進学できないかも」と言われるまで、家で引きこもっていた。

高校に入った時、担任の先生の勧めで受診した病院で「場面緘黙(ばめんかんもく)」という診断を受けた。最初に診断を受けた時、心の中にあったモヤが取れたような気がした。
自分が喋れなかったのは、自分のせいではなく、病気のせいなんだ、と。

でも、だからといって手術をすれば治る訳ではない。

場面緘黙(ばめんかんもく)とは、特定の社会的場面(学校や職場など)で話すことができなくなる精神疾患の一つです。



選択性緘黙とも呼びます。



生活場面全体にわたって話すことができない場合は、「全緘黙」と呼びますが、場面緘黙の場合は、全ての場所で話せないという訳ではありません。



家庭など、他の場面や場所では普通に話すことができます。



典型的な例としては、「家の中では家族と問題なく話すことができるが、家族以外の人と、学校や職場で話すことができなくなる」という状態があげられます。

https://works.litalico.jp/column/mental_disorder/022/

高校は優しい人ばかりで、多少マシにはなったが、話す事が得意になった訳ではない。むしろ今まで喋ってこなかった分、どう人と話して良いのか分からず、黙ってしまう。『喋る』この行為が出来ないだけで、こんなに生きづらくなるとは思わなかった。

でも、人が嫌いになった訳ではない。むしろ、小さい頃から人の話を聞くのが好きだったので、よく親戚の家とかで色んな話を聞いていた。

そんな時に出会ったのがVRChatだ。
「いろんな人と関わってみたい。いろんな話を聞きたい」と軽い気持ちで始めたが、もう1年以上続けている。

長く続けられた理由としては、とにかくVRChatの世界が楽しいということがある。ログインすればフレンドさんがいて、そのフレンドさんとワールドを巡ったり、話したり。友達が全く居なかった僕にとって、誰かと同じ時間を共有する事がすごく楽しい。あとはフレンドさんに恵まれたことだろうか。

僕がよく遊ぶエルフさんと狐さん。この2人の遠すぎず、近すぎずの絶妙な距離感が心地良い。僕は喋らず、エルフさんと狐さんが喋っているのを聞いているだけだけど。

最近感じてること

最近、エルフさんと狐さんと遊んでいると物足りなく感じる時がある。もちろん、2人と遊んでいる時はすごく楽しい。でも、何かが足りない。
何でだろう?と考えていた時に、僕がVRChatを始めたきっかけを思い出した。「色んな人と関わりたい」この気持ちが満たされてなかったんだと。

でも、それならパブリックに行けば良いだけの話なのだが、パブリックは怖い。そう考えていたら、年が明けた。2023年だ。noteのエディター画面を開いて、色々文字を打ってみる。今年の目標どうしようか。そう思っていたら、ふと閃いた。新年の挨拶とかで、今色んな人が居るしこの中に混じって、普段会わないフレンドさんの所に行ってみようと。行きやすい。
良い気分転換になるかもしれない。

いざ、新年の挨拶へ

そして2023年1月1日0時3X分。Yさんの所にJoinした。Yさんとは何回か会った事があり、何なら現実でも会った事がある。比較的、会いやすい。
さぁ、Joinしよう。

「インスタンス人数45人」

怖くなったがそこは酒の力を借りて勢いで行った。

Yさんに会った。特に会話は無い。途中、前にPROJECT SUMMER FLAREを一緒に遊んだ方が来て、ちょっと喋ったぐらい。でも、エルフさんと狐さんと遊んでいる時とは違う満足感があった。エルフさんと狐さんと遊んでいたらたぶん交わらなかった人達と出会えた。その時にVRChatを初めて起動した時と同じ気持ちが湧き上がってきた。

「もっと色んな世界を知ってみたい」と。

世界

VRChatにはいろんな人が居る。アバター改変が上手な人、アバター制作者、ワールド制作者など。そしてその人達には、その人のフレンドさん、場の雰囲気などが絡み合った、現実とは違った、その人だけが持つ世界がある。

僕はVRChatに生きる人達が持つ世界をもっと知ってみたい。そして、いろんな話を聞きたい。

終わりに

今年はいろんな集会に行ったり、勇気を出してパブリックに行ってみたりしていろんな人たちと交流していきたいということを言いたかったのに、なんかよく分からない文章になってしまった。

ということで、今年はいろんな所に顔を出すと思うので、もし見かけたらその時はよろしくお願いします。

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