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参拝観光の動的様式

叫ぶことの効果、シャウトは脳に刺激を与え、アドレナリンが分泌され、脳と体が活性化される。つまりは元気になれる訳です。

日常生活で無暗に叫ぶことは出来ませんが、叫びの欲求を満たせる場所はあります。それは、カラオケボックスであり、スポーツの応援であり、ロックコンサートなどのシャウト歓迎音楽イベントであれば、叫ぶことが許されます。お化け屋敷やジェットコースターもシャウトが許される場所と言えるでしょう。

ストレスの要素が溢れかえる中、生きているだけで体調を壊す恐れがありますから、気力回復は健康増進のためにも重要なことで、意識的に叫んで快感を覚えることは医療費の軽減にもつながります。

しかし、ただただワアワアと大声を出していても、すぐに飽きてしまいます。また、声帯を傷めて会話ができないのでは何のためのストレス解消か分かりません。発生の指導を受けて基本を押さえたうえで、迷惑にならないように大きな声を出す。でも、音楽性が高い方法では、それなりに訓練が必要なので、ストレス解消に至るまでに手間がかかります。元々、声楽や合唱をたしなんでいるならば別ですが、素人が思い付きで取り掛かるにはハードルが高いと言えましょう。

こう考えると、創価学会の方々が行っている「南無妙法蓮華経」を繰り返すあの合唱は、宇宙のリズムなのだそうですが、短く覚えやすい、節回しがある訳でなく単調で合唱しやすく、皆で大きな声を出して一体感を得られるという優れた要素を備えています。かつてほどではありませんが、全国各地に普及しているのも理解できるような気がします。

といっても入信しましょうという話ではなく、観光客を参拝に呼び込む方法として、静かに手を合わせるとか、座禅や写経をするとかいった静的な様式だけでなく、参加型の要素を盛り込んだ参拝形式を普及させてはよいのではないかと思う次第です。

可能性のありそうなのは、
【今すぐ印を学ぶ!】修験道入門 <基礎編> Shugendo Basic (youtube.com)
雄大な山に向かって、指導者の指示に従い「臨 兵 闘 者 皆 陣 列 在 前」とシャウト!悪霊も退散して気分爽快・・・どうでしょうか。

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