見出し画像

キングオージャーが好きだ

2023年にはまったもの、私の場合それは「王様戦隊キングオージャー」だ。
スーパー戦隊シリーズとは、日曜の朝に戦う戦士達の物語が1年間続く特撮番組。キングオージャーはその47作目である。
半年前の6月、沼落ちした勢いで書いたのが今回の記事だ。ずっと寝かせていたが、今読み返しても自分のキングオージャー大好きポイントはほぼ変わっていない。今年は日曜朝の30分を心待ちにしていた一年だったと言っても過言では無く、そのくらい大好きな物語への愛を語った記事である。12月末現在、物語は残り8話となり佳境を迎えているタイミングではあるが、公開します。(2023年12月28日)


日曜朝に戦うヒーロー、スーパー戦隊シリーズ第47作目「王様戦隊キングオージャー」への個人的な愛を語ります。

王様戦隊キングオージャーとは

プロのライターが書いた素晴らしい記事があるので、まずはこちらを読んでほしいです。「とりあえず5話まで見て」。ほんとこれ。このライターさんには物語が半分くらい進んだ頃また記事にしてほしい。

キングオージャー、ここが好き

以下、語彙力を失いつつ個人的な大好きポイントを勢いだけで紹介します。
ネタバレあり。

  • 全部かっこいい。幾らでも書けるけどとりあえず三つだけ。

    ひとつ、主題歌がかっこいい。各種配信サービスでも聴けますが、Youtubeで公開されているこちらがおすすめ。疾走感のある曲と映像がハマってて気持ちがいい。かっこいい。好き。今は6人目の王様が追加されたバージョンに変わってるけどそれもよいい。歌詞が微妙に不穏。好き。


ふたつ、キャラクターデザインがかっこいい。漫画みたいなこってこてゴッテゴテの衣装(褒めてます)を着た王様達がめちゃくちゃかっこいいのが謎。俳優さんってすごい。王様達(シュゴッダム国王ラクレス、6人目の王様ジェラミー含む)はもちろん、各国側近も敵キャラ(いわゆる怪人)もその辺歩いてる国民もシュゴッド(昆虫型機械生命体。いわゆるロボになる。でもかわいい。)もまるっとみんな好き。

みっつ、変身がかっこいい。まず掛け声が「王鎧武装(おうがいぶそう)!」ですよ?ヤバい。かっこいい。オージャカリバー(変身アイテム。剣の形をしている。王様しか使えない。)かっこいい。欲しくなるでしょこんなん。第一話のギラ(赤)の王子様オーラ全開キラキラ眩い王道レッドな初変身、第二話のヤンマ総長(青)のノールックオージャカリバー操作からの指クイからの初変身(リンクしたオモコロの記事にも同じ事が書いてありますが全面的に激しく同意なので私も書く!)まじかっこいい。総長の指クイ最高。第五話の5人揃っての変身もいい。大好き。

  • 台詞がいい。

問答無用で大好きな回からそのまま引用。細かいところが間違っていたらごめんなさい。

第五話。ゴッカン国王兼国際最高裁判長リタ(紫)の台詞。
「法とは王を穿つ矛。法とは民を守る盾。なればこそゴッカンは不動なり。地が裂け、天が降ろうとも、このリタ・カニスカは揺るがない!」

第十話。5人揃っての初名乗り。
「一に王、二に王、三四が王で、五にも王!」(ヤンマ)
「序列なく異なる高みを極めし英傑!」(ヒメノ)
「不倶戴天の仲なれど民のため今ここに交わらん!」(カグラギ(黒))
「孤高を捨て連帯し王冠を戴く戦士となる!」(リタ)
「我ら王様戦隊!」(ギラ)
「降臨せよ!レジェンドキングオージャー!」(全員)

第十二話。時代遅れの語り部兼6人目の王様・ジェラミー(白)の台詞。
「俺は人間でもバグナラクでもない。
 世界にはお前さん方の目には映らない狭間に生きる者が大勢いる。
 確かにそこにいるのに、まるで消されたような存在が。
 だから俺は全てを統べて手を取り合う
 チキューの常識、掟、偏見、差別、思い込み、全てを俺が書き換える。

テキストだけだと伝わらないかもしれないけど、台詞として耳から聴くとむちゃくちゃかっこいい。刺さる台詞が毎回あって、時々泣く。

  • 物語の力。

わかりやすい善悪の対立から最終的に正義が勝利する、という単純な構図ではないのがいい。物語が多層的な作りになっていて、この先どうなる⁈という興味が尽きないようになってる。戦隊のメンバーが全員王様という設定が効いてて、表向きは同盟を結んで協調しているけど裏では自国が有利になるように政治工作もきっちりやる。見た目はあんなに派手派手なのに(褒めてるよ)割と政治家。各国に側近と仲間(家来)達がいるのも「戦隊=仲間」という従来型とは違ってて多層的。側近も各国毎に特色がはっきりしてるところがいい。
もう一つの軸が自称「邪悪の王」のギラくんとジュゴッダム国王ラクレスとの関係性(五話で兄弟というのが判明)。「ラクレス、ほんとに悪いヤツなの?」とかいろいろ気になる。さらに6人目の王様ジェラミーは人間の父とバグナラクの母から生まれたハーフで人類とバグナラクの共存を望んでいるという設定なので、今後の物語の展開と最終的な落とし所が視聴者的に全くわからん!
このシリアス展開に加えて戦隊のお約束な諸々(コメディ、スーツアクション、ロボ戦などなど)がちゃんとある。いろいろいろいろてんこ盛りなのに30分。たぶん子供様達も見てて楽しい(はず)。毎回テンポが良くて飽きない。これを一年間楽しめるなんてほんと嬉しい。個人的に大河ドラマか?と思って見ています。

直接的で捻りがない表現(by ジェラミー)だけど。愛してる。

キングオージャーについてはまた書くと思う。大好きなので。

この記事が参加している募集

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?