財布のひもが消えていた話

やっと　仕事がひと段落したので書きたいと思います
子どもを高速バスの乗り場まで送ったついでに　
いつもより早く職場に行こうと思って　1区間のつもりで高速に乗ってしまったら分岐を通り越してしまい　その次の区間が30キロ先の県外
Uターンしてきたものの
時間は3倍　料金は5倍　自分の判断を呪った話ではなく
忘れていた　自分ってこういうところあるようなぁ　の別の話

自転車を盗まれたことのある息子が県外に進学する
地方に住んでいるので子どもたちは全員　実家から出て一人暮らしをしなければならない　
3回目ともなると　準備することなぞはもうわかっている
入居する先はまだ先人が住んでいるので　その人の引っ越しが決まらないと住所は知っていても　もろもろの配達日が決まらないので家電等が買いに行けない
じゃあ　入学式に着るスーツを買いに行こう！

紳士服量販店に2年ぶりに行った
こういうときも　”そこで買うのが確かだ”　みたいな感覚になってしまう

最近　自分の服を買うのも半年に1回　UNIQLOに行く程度なので
販売員さんの存在をほとんど忘れていた
そして　
2時間で購入したのはこちら
スーツ　　　¥69,900
　　50％offで　　　　　¥34,950
フォーマル　¥69,900
　　50％offで　　　　　¥34,950
コート　　　¥39,990
割引¥20,900で　　　　　¥19,000
ベスト　　　¥15,900
割引￥500　で　　　　　¥15,400
そこに補正代が　　　　　¥6,600
袋代　　　　　　　　　　¥　　5　追加

これだけで終わらず
「ここから選んでください」とセットもの
ワイシャツ　　　￥4,990
ネクタイ　　　　￥6,990
ビジネスベルト　￥6,900
シューズ　　　　¥16,900
バッグ　　　　　￥9,990
「1万円の割引がついてお得」のPOPが付いていたので
￥45,860が￥35,860に

合計１４５，４７２

50％offと割引　そしてセットでお得という言葉に財布のひもは
溶けてなくなっていったようだ

引き戻せるタイミングはあったのだろうか
販売員さんに言われるままの自分　ひもは溶かされたのか　溶かしたのは
「断るのは悪いこと」「2時間も付き合わせてしまった」と思うどこまでも”良いお客さん””良い人”でいたい　が染みついている自分なのか
「ちりつも」我が家には塵ではない額がレシートに印字されていた
合計１４５，４７２

これから心理学を学びに行く息子よ
この母の経験をぜひ　君の将来にいかしておくれ　頼んます