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銀河間トラベラー「アプ星人」との170時間 山の散策で再び彼らとコンタクトする

長身のアプ星人には、全民族の融合が見られる
外国人の一人が私に手を差し出してきたので、私は握手しました。
彼は、ペレスにも同様に握手を求めましたので、私たちの訪問を歓迎していない羊飼いたちは安心したようでした。私たちは焚火の周りに座ったのでした。
彼らは長身でした。ですが、背丈からどこの民族かを特定することができません。唯一の特徴といえば、なで肩と大変均整のとれた体つきです。彼らは地球上の全民族の特徴が融合されたようなルックスだといえました。顔の形はアラブ人に似ていましたし、目はモンゴル人です。鼻はスカンジナビア風で、顎はインド人のような印象を与えました。また、肌の色は明るいバラ色です。
輪郭の大部分はモンゴル民族風です。それに、彼らは愛想が良く、とても親しみやすいのでした。

羊飼いの人たちから、もうここから立ち去ってくれ、と言う申し出に腰を上げようとした時に、外国人(アプ星人)の一人が立ち上がって私の隣に座りました。
「ここにいればいいよ、アミーゴ。よかったら話そう。そうすれば、僕たちについての疑念も、いくつか晴れるかも知れないし」
主人公曰く「私が君たちに抱いている疑問はただ一つだ。なぜ君たちがここにいて、何を探しているんだ?」
その問いに対して
「僕たちが言うことを君に信じてもらえないのは、分かっているんだ。君の体の細胞が拒絶反応を示しているんだから。
でもあともう少し、一緒に過ごして話ができれば嬉しいよ。怖いことはないだろう?君は武装しているけど、僕たちは丸腰だしさ」



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