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銀河トラベラー「アプ星人」との170時間 山の散策で再び彼らとコンタクトする

空からやってくる円盤は羊飼いたちの神話信仰にすぎない!
ペレスの話
※ここでは、他の世界からやってくる人々と出くわすのは、珍しいことではないのですよ。
※初めは、楕円形のマシンでやってきていましたが、その後、飛行機のような別のマシンで飛来するようになりました。円盤は、上昇して飛び去ってしまうまで、しばらくの間見えていますが飛行機タイプのものは、一瞬で消えてしまいます。彼らはこのタイプのマシンを〈風〉と読んでいます。
小型飛行機よりも小型で、とても奇妙な翼のマシンもいくつかあり、鳥が羽ばたく時のように、翼が自在に生えたり引っ込んだりする。
また蝶々のようなものや、葉巻のように見えるものもあり、四葉のクローバーに似たタイプのもあります。
こうしたマシンは全て、上昇すると翼を機体に収納します。
どのように飛び去ったかも分からないんですから。
※当初、機体を目撃した人々は、どこかの軍隊のマシンだろうと思っていました。なんせ、飛行機によく似ているのですから。ですが間もなくして、機体の翼は収納可能だと判断しました。その上、訪問者たちは鳥のように飛び、とても風変わりな方法で病人を治療し、曇一つない空から雨を降らせ、数多の〈奇跡〉も起こすのだと分かる、私たちは悟ったのです。彼らは天国から舞い降りてきた天使に違いない。
彼らについて唯一保証できることといえば、その善良さです。
みんなを助けて、誰一人傷つけようとはしませんから。ですが、彼らが誰で、ここで何をしているのかということについては、何の確信も持っていません。
羊飼いたちには神話信仰があり、円盤は空からやってくると考えているのです。
※人々の大半が小型飛行機については、誰ととも話はしません。インディオの大半は、あの人たちは空からきているのだと言っている。彼らは恐れている。もし政府があの人たちの存在を知ったら、軍隊がやって来て捕らえられてしまうのではないかと。カンペシーノ(先住民)たちは、そんな事態は望んでいないんです。

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