見出し画像

懐かしの思ひ出出てきた話

1ヶ月程前に人生初の釣りスビリッツに親友に誘われ行った。やってみると魚を引く感覚が以外にも楽しかった。

それもあって今日その親友をリアルの魚釣りに誘ってみた。

リアルな魚釣りはお互い初心者で道具などは持っているはずもなく、ダイソーに売っていた1000円の釣竿を購入した。餌はカルパスにした。カルパスの癖になる食感と味は生物共通で好きだと思い購入した。釣りはどこかお金のかかる趣味だと思っていたけど、1200円ちょいで始められるとは驚きだ。

荷物を持って自転車で近くにある一級河川に来た。いざ釣竿の梱包に書かれている使い方を見ながら準備を進める。糸を竿のガイドに通し、先に銀色に光る魚の形をした仕掛けを付けた。そして釣りを始めようとしてもなかなか糸が伸びてくれない。再び説明を読みながら始めたとき、事件が起きた。親友の糸が巻かれている部分を固定するキャップのようなものが緩まりすぎて川に竿を投げした時、その勢いで手元にある糸の塊が川の中へと飛び込んでいった。私は衝撃のあまりその状況を理解することが出来なかった。三呼吸ほどしてからその面白さに爆笑してしまった。釣りでその部品が飛んでいくとは創造もしていなかった。急いで自分の釣竿を持ってきてその部品を回収しようとした。私の釣りは魚を釣る前に親友の釣竿の部品を釣ることから始まった。気を取り直して始めたものの糸が絡まったり、餌が無くなったりとトラブルだらけ。点々とポイントを変えてみても釣れる気がしなかった。最後に過去に遊びで行ったことのあるポイントに行ってみるとそこには無数の魚影があった。とても興奮した。しかし、釣りを舐めていた私たちは釣れるはずもなく。日が暮れて強制的に終了した。

この後釣れなかったけど釣りの楽しさを知った私と親友は近くにあった釣具屋に寄ってみた。店に入って目の前に十数万するリールと書かれた部品を発見して息を飲んだ。あの飛んでいった部品はリールって言う部品らしい。やっぱり釣具は高いなと思いながらも店の奥へと進んで行った。すると1500円程の釣竿を見つけた。それは鮮やかで多くのカラーバリエーションがあった。とてもかっこよかった。手の届く価格の釣竿を見つけ、次もまた釣りをしようと2人で約束をした。

ちょうど夜ご飯の時間だったので2人でよく行くガパオライスの店に行った。安定の美味しさだった。ご飯を食べている時の話の中でスケボーサークルあったら入りたいけどね(2人とも大学にスケボーサークルはないけど)という会話になった。確かに小学生中学生の時2人でスケボーをしょっちゅうしていた。高校生になってすっかりやるのをやめてしまっていたからとても懐かしく思いGoogleフォトを開き自分たちで撮ったスケボーの動画や写真を探し出した。すると忘れていた多くの思い出が出てきた。全てをここで話すと1万字をゆうに超える気がするからまたいつか書くことにする。1番古い思い出が気になって思いっきり下にスクロールしていくと1番下にあったのは単なるキーホルダーの写真だった。結構懐かしかったけど自分の映る写真とかではなかった。いちばん古いと言ってもこの頃かと思っていたが、ふと気づいたことがあった。それは小学生の頃使っていたプレーステーションビータのカメラで撮った動画を昔スマホのカメラで直撮りして保存した気がした。その動画は私と親友2人で遊んだ時親友が撮った動画だったと思う。必死に探し出し。Googleフォトの機能で顔検索があったからそれで調べたらなんと出てきた。やっぱりGoogleはすごい。動画を見て見るとそこには声変わりをする前の親友と危なげなくスケボーに乗る私が映っていた。その動画には物語があって、自分たちで作った「勇者マンの剣」を探すという30秒にも満たない短い動画だった。今までに経験したことの無い懐かしさに駆られた。

おそらく動画を撮った時は小学校の4年生か5年生だと思う。約10年前だ。あの時からもう10年だったのかとなんとも不思議な気持ちになった。何となく遊んで、勉強して、部活をして今の自分がいるとしか思ってなかったけど、こういう過去を見ると、自分が思っている以上に濃密な人生を送ってきていると思えた。大学受験でもそうだったが、経験したことを活かして未来を予想して行動することは結構ある。そして、これからも経験を活かして計画を立てたり、行動を起こしたりする機会が多くなると思う。でもそのとき思い出す経験というのはとても大雑把なものであると思う。経験のラベルだけを思い出し材料にしょうとしている。だから思うように行かなかったり、失敗したりする。本当の経験を活かすとは、その時の細かいディテールまでも活かさないとほとんど意味をなさない。そしてこれからも多くの経験をしていく。その経験もラベルだけを意識するのではなく、細部までを大事にしていきたいと思う。小さなことを全力で楽しむ人でありたい。とても良い1日だった。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?