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妊婦入院記①自損事故と緊急入院

何の気なしに妊婦検診に来たら入院になってしまい暇すぎる為、記録を残すことにします。

【私】
30代経産婦(5歳児育児中)
妊娠37w3d
38w2dに計画帝王切開予定

朝、いつも通り娘にご飯を食べさせ園に送る。娘は少量のグラノーラかはちみつを塗った食パン(8枚切りを半分)とホットミルクくらいしか食べない。いつもの事だけど毎朝心がやきもきする。食が細く体の線も細く背も低く3月産まれなこともあり薄ら常に心配している。あと関係ないがとんでもなくかわいい。園に送りながらあと何日で入院するね〜等と話す。まさかここから2週間弱会えなくなるとは露にも思っていない。

帰宅後、洗濯をしてバタバタと総合病院へ。
これといって高リスクでもないが、田舎ゆえ分娩できる施設が限られていて諸々考えて総合病院で産むことにした。田舎は基本車移動だ。はち切れそうなお腹を抱えつつ、いまだに運転していいものなのか?と思うがそれしか手段がない。とか言ってたら病院の立体駐車場の支柱に車を擦る。メギャギャって音がしたね………すぐに最寄りの警察署へ連絡。波乱の幕開け。
警察に診察間近なことを伝えると終わってから現場確認でOKとのこと。ありがたい!すいません!と思いつつ検診へ。

病院の方に事故のことを話しつつエコー、内診を済ませて平均より小さめながらも順調に育っていることを確認。ほっと一息。
そしてNST。お腹の張りと胎児の心拍を測定するのにお腹に機械をペタペタつけられた状態で横になり30分ほど安静にする。
NSTには苦い思い出がある。第1子妊娠の際、この検査の数値が芳しくなく緊急帝王切開となったのだ。娘はその後、心疾患が見つかりNICUへ。2歳まで総合病院に通って今は完治している。

約6年振りのNST。今回もなんだかやたらと位置を貼り替えられるな、だとか何だかベテランと思しき方が出てきたな、とか思いながら波形を見つめる。(が、知識が無いのでなんのこっちゃ分かってはいない)
看護師さんが主治医を呼んできて「赤ちゃんの心拍が弱いから今から入院しましょう」と一言。

脳内に「娘のお迎え」「てか今日、園の先生と懇談会の予定だけども」「警察に事故確認してもらうのどうすれば?」「胎動すごいけど君、元気ないん?」「デジャブじゃん」「入院バッグ持ってきてない〜」「冷蔵庫に何も無いけど夕飯どうすんだ」などの思考が溢れ出す。

幸い家族や夫の職場、園の先生方、病院スタッフの方々、警察の方々の協力で諸々クリアして無事に入院。周りに生かされている…。
コロナの関係で産婦人科病棟は一切の面会が禁止されているので夫にも娘にも退院まで会えない。病院内のコンビニにも行けず突然病棟に軟禁されてしまった。こんなことならコンビニでお菓子を買ってから診察してもらうんだった…と項垂れる。

諸々手続きをして気づけば夜だった。娘とビデオ通話で少し話しをして愛しさと寂しさが募る。今朝会ったばかりなのにもう恋しい。
大部屋の身体に馴染まないベッドの上で、再度NST。赤ちゃんは今は元気そうだ。一安心。
娘と一緒に寝ないのは産後初めてかもしれない…と思いながら就寝。予定より5日早い入院生活が始まった。

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