晴・ムーアペソローズ

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最近の記事

【反論】学習面での規制について

①AIモデルやネットサービス全てが海賊版サイトを参照する訳ではない【ご回答】 AIの学習(それも海賊版サイトからの学習)において「ネットサービス」は無関係ですので「AIモデル全てが海賊版サイトを参照する訳ではない」に関して反論させていただきます。 そもそも私がご提示させていただいたNOTEに記載しているパブコメは「海賊版サイトからデータを収集」すること、ないしはそれを行うAIモデルに対して規制的な意見を述べています。「海賊版サイトを参照していないAIモデル」の話はしておりませ

    • 著作権侵害と親告罪の仕組みについて色々調べてみた

      1.親告罪って何?「親告罪」と聞くとSNS上で語られる内容としては 権利者(著作権者)が「親告」する=「警察に何らかの連絡・チクる」 をした場合、警察が加害者を捕まえる(例 逮捕) みたいな印象があります。(私見) 実際には 権利者(著作権者)の告訴(❶)がなければ検察が起訴(❷)できない犯罪 とのことです。 「親告」する=告訴すると考えてください。 重要なのは(少なくとも自分がそう思うのは) 告訴がないと検察は起訴できない 点です。 2.なぜ告訴が必要かた

      • 【AI と著作権】海賊版サイトからの学習に否定的な企業のパブコメ(ふろくあり)

        AIと著作権に関するパブコメのうち海賊版サイトからの学習に否定的な意見を持つ17企業・団体をピックアップした。 6月10日09:00追記 ・文化審議会著作権分科会法制度小委員会内で、海賊版サイトに関して述べていたもののうち重要だと思うものをピックアップの上追記 ・1団体追加 6月10日12:00追記 前提知識(機械学習パラダイスの論文)を追記 【当NOTEを読む前の前提知識】以下の論文(2021)のとおり、情報解析においては 欧州指令→違法サイトから収集した著作物の情報

        • 個人情報保護法・肖像権・パブリシティー権・親告罪非親告罪

          1.個人情報保護法個人情報保護法で定める個人情報とは とあるとおり 「特定の個人を識別することができるもの」 「個人識別符号が含まれるもの」です。 ポスト内の「無許可で勝手に使われる個人情報」の例示のものはそもそも個人情報でなく、当然著作物でもないのでその他の法律の定めがなければ自由に取得可能かと考えられます。 よって2つ目のポストの「学習段階で罪に問えば」「交通情報・天気予報・物流情報に影響が出る」は実態とは異なります。 (機械翻訳や画像検索、ターゲット広告に関して

        【反論】学習面での規制について

          AI画像祭のAIイラスト展示、折れてたり床に置いてたりするのなぜ?

          要旨 ①東京AI祭に展示されているイラストがXに流れてきた。 ②展示方法が雑(折れてる・窓に立てかける・床置き・巨大な額縁の外側) ③なぜ雑なのかを考察した結果4つの仮説を思い浮かべた。  ⑴リスペクトがない  ⑵アナログでなくデジタルの展示だから  ⑶運営の不備  ⑷絵の鑑賞が目的でなく、SD、ミドジャなどの性能アピールが目的(生成AI使ってもらうのが目的だから展示はおざなりでも問題ない) ※規制派です。 1.祭の展示物(折れ曲がり・窓に立てかけ・床)まずは実態を見ても

          AI画像祭のAIイラスト展示、折れてたり床に置いてたりするのなぜ?

          「訴訟すればいい!!」←逆!訴訟への抵抗感と費用倒れを考慮しての著作権法改正!

          AIと著作権法関連で巷では「問題あるなら訴えればいい」「判例を作ればいい」という意見がまれにある。発言自体は当然自由だが、一度30条の4なり47条の5なりの改正の経緯について記載している文化庁資料(デジタル化・ネットワーク化の進展に対応した 柔軟な権利制限規定に関する基本的な考え方)を見ていただきたい。↓ https://www.bunka.go.jp/seisaku/chosakuken/hokaisei/h30_hokaisei/pdf/r1406693_17.pdf

          「訴訟すればいい!!」←逆!訴訟への抵抗感と費用倒れを考慮しての著作権法改正!