見出し画像

2024/8/31【助けてください、どうしたらいいんでしょうか。】



今晩は。東雲厳蔵です。

現在、大きな問題に直面しております。

タイムリミットは10月末まで。



小さい頃からお世話になっているところに、就職をしないかとお話をいただきました。

しかし、私は、芸事をしたい。芸事をするには、時間が必要。

つまり、誘いを断りたい。

断りたいけれど、非常に断りにくい事情があるのです。



お世話になっていたそこの先生は人情はありますが、どうも気難しい。技術はありますが、その分人に厳しい。自分にとてつもなく自信があるタイプです。ただ、口調は悪かろうと言っていることは真理。

家族3代でお世話になっているのですが、私の母と母方の祖母以外の親戚は、その先生を苦手としています。私は、グレーゾーンですかね。

数年前、音楽大学を中退した私に、

「お前、ここの技術者になっちゃえばいいじゃん。」

と、お誘いされます。

「資格があれば役者がダメでも食い繋ぐクチができるか〜。」と安直に思い、その職の専門学校に通い始めます。

その後もちょくちょくバイトのお誘いは頂いていたのですが、その厳しさについていける気がせず、ダラダラと返事を放置していました。



時は過ぎ、いよいよ卒業まで半年。就職をどうするか決めてほしいとの伝えがあり、

緊張はしましたが、ぐっと拳を握り、緊張しないように少しだけ騒音のある場所で電話をかけ、どもりながらお断りの連絡をしました。

そうしたら、約15分くらい、お話が始まりました。



「お前はまたそうやって逃げるのか。

お前なんていなくても他の優秀な子がいっぱい来てくれてるから。

他の小さいところに行ったらお前はダメになる。いじめられる。

新人のうちに、大きくて忙しい所に行けよ。小さいところでゆるくやってたら、この先何の仕事にもつけないぞ。

バッカじゃないのって思った。呆れた。

これからあなたはダメ技術者になります。ご苦労様でーす。」



もう二度と行かないと思いました。お客さんとしても。



その晩、母と話をしました。



「お母さん的にはどうしてもここに就職してほしいんだね。」そう言った覚えがあります。

すると、母が話し始めました。



「先生から電話がかかってきました。夜9時過ぎに。」



「返事を聞いてショックだった。

正直あの子なんていらない。あの子よりも出来る子はいっぱいいる。

お前がいじめられたらいじめたそいつを辞めさせる

子供のように可愛がってきたから、いじめられないような一人前の技術者になってほしい。これだけは得意という物を見つけてほしい。」



母は泣いていました。

「わざわざ電話までかけてきてくれたんだよ。

こんなに思ってくれるなんて、ありがたいことでしょう。

資格持ってます、何もできません。じゃ雇ってもらえるところもほぼないよ。

仕事は初めてかもしれない。でも、人間関係は初めてじゃないんだよ。」



ただ、これは甘えかもしれないけれど、もう一度舞台に立ちたい。という思いがある。



その思いで、この専門学校の期間を乗り越えてきた。どんなに多い課題でも、舞台をする未来を想像して、楽を捨て、地獄のような日々を乗り越えてきた。

資格を取れば、自由になれる。

卒業すれば、舞台ができる。

そう信じて、我慢して我慢して我慢して、約2年半もの間過ごしてきました。



思えば、私は、2歳の時から舞台人になりたかった。

それはその技術者よりもずっと長く、ずっと熱い思い。

それをするには、そこの週2の休みじゃ足りない。

この2年半の間、舞台のことを考えなかった日は一度もなかった。

芸事のこと、舞台の活動を、もっとしたい。
週3の休みがある他のところを見つけた。
これなら、舞台にも時間をかけられる。

でも、ここが本当に週3の休みがあるのかどうかもわからない。どんなところかわからない。
技術がなくて、いじめられるのも怖い。



安定に足を踏み入れて、今やりたいことを捨てるか。

安定とやりたいことを同時にやって、中途半端になるか、両立させるか。

今やりたいことをやって、安定を捨てるか。

タイムリミットは10月末まで。

私は、どうすればいいんでしょうか。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?