中鉢美術館(刀剣美術館)に行った話 その1
※中鉢美術館見学の話はない‼
刀剣乱舞にハマっている。
刀をイケメン男子に擬人化したゲームで
ゲームだけでなく、アニメ、実写映画、ミュージカル、舞台、美術館や博物館とのコラボ等
メディアミックスはかなり多岐に渡る。
そのため人それぞれ色んな楽しみ方があるようで、
私はというと、日本史を学びながら美術館や博物館に刀を見に行くタイプのオタクである。
最近はどこか遠出をするときは、そこで見られる刀がないかチェックするようにしており
この度仙台に出掛ける用事があったので検索したところ、
仙台から1時間ちょっとで行けそうなところに
刀をたくさん展示した中鉢美術館という私立美術館があるではないか。
刀剣乱舞ファン必見みたいなことも書いてある…
これは行かねばならない‼
さて当日。
仙台駅までの新幹線のみ予約しており、行程は全く練っていなかったため
出発地で乗換案内を検索してみると、美術館最寄りの有備館駅まで3時間近くかかる案内がでてくる…。
あれ…最初に調べたときと所要時間が全然違う…。
やっぱり行くのやめようかと日和りながら他の行程や時間帯で検索してみるとると
どうやら私が出掛ける時間帯は仙台駅から新幹線を併用して行くか、
在来線を使って3時間かけていくか、の2パターンがあるようである。
時は金なり、行きは新幹線を併用することに決めた。
仙台駅で一度乗り換え、古川駅まで新幹線に乗る。
乗車時間なんと10分…東京から新横浜まで新幹線に乗るような気持ちである。
古川駅の改札窓口で乗り越し精算を済ませる。
この後乗る路線のことは大して知らないが、乗り換え案内で調べる限り
おそらく単線無人駅な雰囲気であろう。
…Suicaは使えるだろうか、いや今時Suica使えない駅なんてさすがにないだろう
JR東日本管轄だぞ、Suica普及から20年以上だってるんだぞ。
そもそも「Suica使えますか?」なんて聞くのめちゃめちゃ嫌味っぽい奴じゃないか‼
…なんて悩みながら聞いてみた。
「あ、使えないです、切符買ってください。」
聞 い て よ か っ た ! ! !
ふー危ない危ないあやうく電車から降りられなくなるところだった。
よくよく確かめると現金の手持ちも少なく、急に不安になってきたのでATMで現金も引き出した。
いつもは手数料110円をケチケチしてしまうが、そんな場合ではない。
郷に入っては郷に従え、ここは現金至上主義の土地なのだ。
ちなみに、切符売り場の路線図を見たらこの後乗る路線の鳴子温泉にだけ「Suica」と書いてあった。
さて切符も買って現金も準備して、万全の体制で駅のホームに降り立つ。
乗りたい電車は既に到着しているがドアが開いていない。
ボタンを押してドアを開けるよう書いてあるが、ボタンを押しても開かない。
困った…早速ローカル線の洗礼を受ける。
幸い、運転席前のドアが開いていたのでそこから乗った。
2両編成の電車で座席はベンチシートと4人掛けと2人掛けのボックス席があった。
空いていたのと折角なので、4人掛けのボックス席に座らせてもらう。
尚、発車したら背中向きに走り出して悲しかった(向かいの席に座りなおした)。
20分くらい電車に揺られ、目的地の有備館駅に到着。
ワンマン運転の電車だったので運転手さんに切符を渡して降りる。
サラリーマン風情の若者も降車するようで私の後ろにいたが、彼はSuicaしか持っていないようで
運転手さんに「Suica使えないんですよ~」と言われているのが聞こえた。
ふふふ…そう、この駅はSuicaが使えないのだよ、ちゃんと下調べしてこないとだめじゃないか…
とか得意になっていると運転手さんが「帰りの駅で申し出て精算してください~」と伝えるのが聞こえた。
自己申告制の精算…古き良き日本の風景である。
さて有備館駅、Suicaの使えない無人駅なわけだが、栄えている方の駅である多分。
まず伊達政宗の銅像がある。
そして目の前には駅の名前にもなっている有備館という仙台藩の学問所跡とその庭がある。
そして、そこから徒徒歩30秒ほどで、ついについに中鉢美術館に到着したのである‼
あ~よかった!!
その2へ続く
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