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連休の過ごし方

 少し前の話。今年もGWなる連休がありました。うちの会社は暦通りの4連休。「山登り・山登り・サッカー・フリー」で4連休でした。前から計画していた予定なので、満足でした。

 連休後、同僚から「どこか行きましたか?」と聞かれました。根掘り葉掘り聞かれるのも、いうのも嫌な性格。だけど、「特に……」とそっけない態度を取るのも嫌なので、シンプルに「山登りに行ってきました」と答える。 
 「お金がかからないし、人も少なさそうでいいね〜」と会話が広がる。

……ん??
「いや、別にお金がかからないから山登りをしたんじゃない」って心で思う。ま、人が少ないのは理由の一つではある。人が多いところに行くのは嫌いだから。連休に限らず。かといって、「山登りをしたいから、山登りに行った」わけであって、お金の節約のためじゃない。景色に癒され、体を動かした後に、山頂で簡単なご飯を調理して食べることの“非日常”を味わうために、山登りをしたまで。
 別に、この楽しさをわかって欲しいと思っているわけじゃない。山登りをするとリフレッシュができ、休日に休んだ!って気になることを知っているから。

 GW最終日のニュースでは、いろんな人のインタビューが流れていた。
「10連休で、ヨーロッパに旅行に行きました」だの
「円安で、予定よりも10万円くらい多く使ってしまった」だの
「お金を節約しないといけなかったので、近場で買い物を楽しみました」だの……
みな、連休を満喫しているんだな、と。

 ひとそれぞれの楽しみがある。ただ、今は、小さいことでも楽しみたいと思っている。遠くに行きたいとか、買い物がしたいとか、そういった欲求が少ないだけ。節約が目的じゃない。だけど、ちゃんとやりたいことをやっている。だから満足。だから楽しい。

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