1st Track_apply+DATA Saber+ski(ためらいを振り切るのは勢い)

朝イチのゲレンデを滑ることをファーストトラックという(俗称)。
冬(特に1月)、スキー場がオープンする時間帯はまだ陽が低く、
朝日の雰囲気が残っている。
圧雪後だれも滑っていない斜面、樹々に付着した雪や氷、
風に吹かれて舞うチリとなった氷の粒、
オレンジや黄色が残る光に、それら全部が照らされて、
実際に、物理的に、キラキラ輝く。

このファーストトラックでは、上手く、というよりも、
楽しむためだけに滑る。
静かの中で、冷たい空気が心地よく、ターンした後の、板の反発を感じる。
この体験に痺れる。何度でも。
2本目のリフトに乗り、自分のシュプールを見ながら、
まだまだだな、とか、ちょっと良くなったな、などと思う。


DATA Saber応募のきっかけは、加齢に歯向かって、
もっとtableauができるようになりたいという気持ちが1つ。
2つめは、DATA Saberはコミュニケーション能力も対象となっていて、
その技術で社内でのデータドリブン文化を芽吹かせたい、だ。

スーパーストアを用いた、
データビジュアライズの重要性をうたうセミナー類は見るのだが、
勤務先にフィットする印象がなかった。
ならば自らが、業務データを用いて見える化しなければならない。
新たな気づきが生まれることを証明したい。
そのためにはtableauの技術だけではなく、
データドリブンの意味も説けるようになる必要がある。
世間の事例も、もっと知りたい。
DATA Saberはよく合っていると思った。


一方で、DATA Saberへ応募するためらいは時間だった。
90日間で150時間程度が必要と書かれていたところもあった。
ユーザー会で聞いてみると、もっと必要だった、という話も聞いた。
及び腰になった。
でも、tableauはもっとできるようになりたい。
家で時間があるときは、スマホ触りながらYouTube見ているか、
Xboxでゲームしているか、くらいなので、
その時間が削られても、全然惜しくない。
春になると、土日のスキーもできなくなる。
ずっと塩漬けにしていた会社のeラーニングが後ろめたかったので、
3月一杯でなんとか終わらせて、4月頭にDATA Saberに応募した。
(多分)DATA Saber修行時間の1/10ほどのeラーニングに苦労したことで、
ちょっとヤバいかも、と思った。

そのユーザー会後の懇親会で、
昨年DATA Saberになり、今回師匠を担当される方と、少しお話できた。
おそらく年下なのだが、余裕のあるデキる大人の印象を持った。
話の筋が通っており、高い志を感じる。
でも必死さはなくて、遠くまで場を見通しているかの様子。
自分はやさぐれたスキーおじさんなので、
別の世界の人だと思うことにした。


DATA Saber応募が無事、受け付けられた。
師匠も決まった。
やりとりはSlackで行うとのこと。はじめてのSlack。
U/Iが優れているのか、他と似ているのか、両方なのか、
特に調べなくとも、なんとなくで使えている。
そして師匠1名+弟子(Apprentice)3名ではじめての顔合わせ(Web)。
人見知りなので緊張する。

師匠は素敵な人であった。
周りに気を配り、抑えるべきところは抑え、時間通りに進める。
tableauができる人は、ファシリテートの技術も身に着けるのか。

n=2ではサンプル数が少ないが、
なぜDATA Saber師匠のみなさんは、ファーストトラックのゲレンデ並みに
キラキラしているのだろう。

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