【読書感想文#19】 86歳ブロガーの毎日がハッピー毎日が宝物  著者:繁野美和

この本は『気がつけば82歳』というブログを書いている繁野美和さんのブログの記事をまとめた物を本にしてある。著者の繁野さんはブログを始めた2009年当時は82歳だった。日々思う事や幼かった頃の思い出自分のために描いておきたくなったことがきっかけでブログを始めたのが時には孫のような若い世代や外国在住の方からコメントをいただいたりブログランキング1位になったり本にもなったりと本の"おわりに"でも『長生きしていると思いがけないご褒美をいただくことがあるものです』と本人も語っている。


面白かった理由3つ

①昭和2年生まれの幼い頃の思い出
②ブログを始めたきっかけとその後
③自分もnoteを書き続けようと思った


面白かった理由①
昭和2年生まれの幼い頃の思い出


著者の繁野さんは昭和2年生まれだ。昭和2年生まれの人がブログをしている事が珍しいだろう。そんな著者は戦争も経験していて戦争前の事、戦時中の事、戦争後の事、進駐軍の事、日本の移り変わり。。。などをブログの中で語っている事がある。そしてその内容は誰かに忖度するでも誰かのためでもなく自分の思い出として淡々と語っていて実際に体験した人にしかわからない臨場感やその時代が自分にとっては歴史だが著者にとっては日常だったのだな。と感じ新鮮だった。「昭和初期の子供の服装」や「昭和初期の女の子の服装」というたわいもない話題から「進駐軍のこと」というタイトルの著者が実際に体験した怖い体験から占領を肌で感じるような内容まで多岐にわたる。



面白かった理由②
ブログを始めたきっかけとその後

著者の繁野さんはパソコンをはじめたのは60歳だった。そこから絵を書いたりホームページ作りなどで遊んだり好きな事をしていたという。82歳になってから自分のブログを作ってみようと思い立って『気がつけば82歳』というタイトルのブログを始められた。82歳になって思う事を自分のために書き溜めたり離れた家族や知人への報告を兼ねているだけのつもりのスタートだった。それが孫のような若い世代の人や外国在住の人からコメントをもらったりブログランキング1位になったり本になったり様々な広がりを見せる。そのはじめ方と広がり方のギャップがとてもおもしろいと思った。



面白かった理由③
自分もnoteを書き続けようと思った


自分のために書いていたブログがいつの間にか広がりを見せた著者の経験を見て、自分も今書いているnoteを続けようとより一層思った。どう広がるかもわからないし広がらなくてもいい。誰のためでもなく自分のために書いていたら思いもよらないご褒美があった。というような著者の姿勢も素敵だな。と思い自分もそのような肩の力を抜いた自分のために記すといった姿勢を真似したいと思った。


面白かった。

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