見出し画像

【読書感想文#18】ホワンの物語  後編〜成功から分かち合う編〜

ホワンの物語を読んだ!

面白かった!理由は3つある。
①富を分かち合う
②魂の富
③ウソは身を滅ぼす


ホワンの物語の前編ではホワンの成功するまでのストーリーが描かれている。後半になると金銭的な富を手にしたホワンがより多くの人と分かち合っていき、それによってさらに人間関係もよくなっていき経済的にも感情的にもスピリチュアル的にも豊かになっていく。


面白かった理由①富を分かち合う

経済的にも成功したホワンはある日1人男と酒場で出会う。その男はホワンがまだ少年だった頃に土地から追い出した地主だった。その男は困っていてその男が経営している果樹園の人達も土地を奪われるかもしれないという事でホワンに相談をしてきた。久しぶりに地主に会い昔の苦い思い出が蘇る。その事を師匠であるオルテガに相談した。すると彼は『過去に囚われずに富を分かち合いなさい』とホワンにアドバイスした。なかなか昔の地主を許すことができないホワンだったが、オルテガの助言もあり昔の地主から果樹園を買い取り、果樹園の農夫達と共同経営者になりホワンの資産はさらに増えていった。ホワンが過去を断ち切り、富を分かち合う人生を歩き始めた瞬間だった。



面白かった理由②魂の富

経済的に豊かになったホワンはお世話になった人にお礼をするためにお金を使ったり、人に親切にしたりした。それはそうする事が気持ちがいいからという理由だった。その事を師匠であるオルテガに話すとお金は豊かさの一部に過ぎずスピリチュアルな豊かさ、魂の豊かさの重要性を教わる。『豊かになるにつれお世話になった人にお礼をする事を忘れてはならない』という金言ももらう。

自分もお世話になった人にお礼をしていこう!とか思った。


③ウソは身を滅ぼす

物語の中でホワンは2度捕まる。それはホワンの競争相手がホワンを陥れて捕まってしまっていた事が物語の後半で判明する。ただ最後はその競争相手はホワンに目を向け過ぎて自分の事業がうまくいかなくなってしまった。本来の事業の目的を忘れて競争相手であるホワンをいかに陥れるかばかりを考えていた結果だった。その事を師匠であるオルテガは『ウソは身を滅ぼす』という言葉で表現していた。




ホワンの物語は経済的な豊かさ、スピリチュアルな豊かさ、心の豊かさをでに入れるためのやり方やあり方を物語で学べる。面白かった。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?