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M15/Messier15

2024/8/2 21時半頃から22時頃


M15
NGC 7078

before
(Seestarからスマホに保存された画像)
after
(Seestarの元画像からPixInsightで画像処理)

M15ペガスス座(Pegasus)にある球状星団です。下のような星図の場所にあります。

星図(※写真ではありません)

はい、ペガスス座(Pegasus)は左下にちょこっとだけ写っていますが、ここはどこ?という感じで、よくわかりません(^^;
なので上の星図をもうちょっと視野を広くしてみると次のような星図になります。

この状態でもペガスス座の全貌がよくわかりません。むしろ隣のこうま座(Equuleus)の方が近くにあるように見えます。ペガスス座は相当大きいようですね。なのでもう少し視野を広くしてみます。

これでようやくペガスス座(Pegasus)全体が見えました。ペガスス座は『秋の四辺形』(Great Square of Pegasus)と呼ばれる部分を体とし、足が上、頭が下でM15がある方が頭の鼻先になるようです。

撮影画像はSeestarで10秒露光で165枚撮影し、PixInsightのみで画像処理しました。

また、今回Seestarからスマホに送られた画像に対して、PixInsightで画像処理したM15がやけにシャープになっている?と感じたかと思いますが、これはPixInsightのBlurXTerminatorのCorrent Onlyという機能を使っています。実際にこの機能を使った前後の画像を比べると下のようになります。

左:before 右:After

凄い機能です。この機能があるため、Seestarで多少画像がブレて撮影されてしまっても、これでなんとかなるかなぁと思っています(^^;
天体写真としてどうなのか?という話もありますが、あくまで趣味の写真としては良いのかなぁと私は考えています(^^;


画像処理の簡易手順は

Seestarで10秒露光で165枚撮影
PixInsightでdrizzle scale=2(解像度2倍)
でWBPP(コンポジット)
AutoCrop(オートトリミング)
GC(勾配補正)
BXT correct only(ブレ等補正)
SPCC(自動色調整)
NXT(ノイズ除去)
DeepSNR(ノイズ除去)
DyCrop(トリミング)
GHS(ストレッチ)
自分をマスクにGHS(ストレッチ)
CurvesTransformation(彩度上げ)
Resample(サイズ縮小)

(参考)星図はPixInsightのFindingChartという機能で作成しました。FindingChartについては、下記の記事を参照してください。

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