ビジネスのキモは人に話さない

不動産投資では、
儲けのからくりは比較的単純で、
大枠で考えると、
その再現性は高いといえる。

安く物件を買い、
適正価格で直して、
市場価格より少し安く貸す。
そして、
相場よりも安く売る。
そんなサイクルで回すので、
細かい部分はおいておくとしても、
単純なビジネスモデルといえる。

それでも、
細かい部分は、
その人の属性とか、
目指す場所によって異なるため、
方法は千差万別だ。

さらに、
他のビジネスでは、
なかなかそうはいかないことも多い。
成功者の真似をするだけで、
成功できるとは限らないし、
そもそも真似ができるケースも稀、
なんてこともある。

総論的な話をできても、
各論の話はできないし、
そもそもしないよね。
そこが儲けのカラクリなんだから、
それをおいそれと他人に話すことは、
まずない。

不動産でも、
細かく自分の物件の収支を見せたり、
交渉の仕方をレクチャーするなんて、
現実的ではないし、
そもそもしないだろう。

だから、
ビジネスをするということは、
自分で方法論を確立する必要がある。
でも、
答えを見ることはできなくても、
そこに至るヒントはそこら中にあるし、
散らばる情報を寄せ集めて、
仮説を立てて実証し、
検証することは誰でもできる。

あとは、
それに気が付いて、
実行に移すか否かの違い。

魚を与えるのではなく、
釣り方を教えるとか例えられるが、
考え方や思考回路を学ぶために、
先人に会って話を聞くのだ。
どんな思いでビジネスに取り組んでいるのか、
そういう部分を学ぶのである。
それが成功への近道になるはずだ。

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