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独立して感じたこと

実はちまたではやるFIRE、
約4年前に達成している。
私の場合は進んでその状態になったわけではなく、
体調が回復しないことから、
泣く泣く卒業をしたわけだけど。

卒業当時は、
6棟79室で年間の満室家賃が4000万円、
年間キャッシュフローが1400万円程度、
十分これだけで生活はできる状態だった。

しかし、
自分の状態は借り入れが多く、
返済比率とか経費率も高かったため、
一つでも歯車が狂えば、
あっという間に破綻する、
という感覚が常にあった。
そんな状態なので、
借入で規模を拡大することも困難、
ということは、
何度も金融機関に物件を持ち込み、
その結果を見ているので明らかだった。
残された道はキャッシュでの買い増しのみ。

そして、
借入のあるうちは、
キャッシュフローは自分のものではない、
という考え方をしているので、
とてもそれで生活をしていこう、
とは思えなかった。

だから卒業と同時に、
ビジネスを開始したわけだ。

で、
ビジネスを自分でやって行くうちに、
今までは組織の威光のもとで、
人間関係も相手に気を使ってもらっていた、
と感じることが増えた。

例えば、
仕事を請けて代金をもらうわけだけど、
支払いをする側からされる側に変わったので、
時には心無い対応をされることもある。
言葉にはされないが、
「お前は下請けだろうが」
という態度で接してくる取引会社の社員も、
意外と多い。

立場の上下はないと勤め人時代から変わらず思っているが、
やはり世間にはそうでない人間もいる。
特に規模の大きい会社であれば、
自分に力があると勘違いすることも多々あるだろう。

やはりどちらの立場も現在進行形で体験しているが、
相手ありきの取引関係なんだと、
常に心掛けることは忘れてはいけない。

そして、
経営者として常に心掛けることは、
一社に依存した経営状態を作らないこと。
取引先を選んで仕事ができる状態を、
仕事を請ける立場の時は常に作り出すこと。
そこは自分や社員を守ることにもなるし、
気持ちよく仕事をしていく上では、
大事な視点だと思っている。

取引先を含め、
関わる関係者みんなで成長していくのが理想。
そのためには多少の我慢や歩み寄りが必要で、
そこにはきちんとしたコミュニケーションが必須。
結局は独立しても、
一人では生きていけないもんなんだから、
より対人スキルを磨かないといけない、
と日頃から自分に言い聞かせている。

ああ、
早く完全リタイアできるくらい、
資産を築きたい・・・

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