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服を持たない服好きの話

服が好きすぎて服をあまり持たない、という生活をしている。ライブで買ったバンドTシャツ(着ない)を除けば、私の着る服は単身用マンションのクローゼットで衣替え不要な量だ。

かつては「推し(バンドや美術館の展示)の前で同じ服を着れない!」なんて拗らせた頃もあったけれど、そんなこだわりはもはやなく、仕事じゃない外出が1ヶ月に1回あるかどうかになったので、本当に服を買わなくなった。

とはいえ服のことはめちゃくちゃ好き。洗濯機で洗える/自分の体型に合う/流行関係なく長く着られる/その存在のおかげでテンションが上がる、という4つを満たす服を求めて日々digり続けている。

最近のお気に入りはfoufou。滅多に服を買わない私がこの1年で4着買った沼ブランド。

YouTubeで着用動画を見て購入ポチリ戦争に参加することがお祭り感覚で、購入という行為自体も楽しいので、友人を巻き込んでハマっている。ブランド名のfoufouが藤田嗣治からきている、というところも美術史オタクとしてはときめきポイント。

また、定期的にHAREの新作を確認するのも好き。ここのオーバーサイズシャツはボタンも生地も丈夫でデザインも可愛いから仕事で愛用している。

HAREでもfoufouでもモデルの1人にチバユカさんがいらっしゃるから、「もしかしてチバユカさんの仕事を全部追っかければ好きな服に出会えるのでは…?」って最近思い始めている。

そして、こちらはとっておきのお出かけ用として推しているiCONOLOGY。名前がイコノグラフィーじゃなくてイコノロジーってところにときめいている美術史オタクは私だけではないはず。

ここのブランドはなんといっても刺繍のクオリティが素晴らしい。ずっと見ていられる肉厚な植物は永遠に見ていられる。この動画で縫われているスラックスが届くのが楽しみでたまらない。

こんな感じで、服の購入数自体は少ないけど服は好きだし買いたいものは躊躇いなく買っている。買って着て売ってのサイクルをぶん回すという楽しみ方はしないけれど、服の愛し方は人それぞれだと思っているので私は幸せ。


#ファッションが好き

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