趣味人間万歳!【オーディオ編】(1)カタログ
音楽はねー。今は大好きですよ。
今は。
小学校の音楽の時間は特に好きでも嫌いでも無かったんですけどね。
僕の場合、音楽の楽しみ方としては次のように分類出来ます。
1)オーディオ
2)音楽鑑賞
3)楽器演奏
4)DTM
5)作曲
「オーディオ」については音楽というより機械趣味になりそうな気がしますが、まぁ一応入れておきます。
なぜなら、一番最初にハマったのがオーディオだからです。
どういうキッカケだったか覚えてないのですが、確か友達の家に遊びに行ったら、そこのお父さんがものスゴイオーディオセットを持っていたのを見たことだったような気がします。
それまで我が家にあった音響機器といえば、家具のような木枠のステレオセット(レコードとチューナーがついていて、カセットはまだ無かった時代のもの)と、黒いモノラルのラジカセ。
そのラジオカセで、テレビ番組(確かドリフとかだったと思う)を録音してました。
録音と言いましても、テレビの前に置いてテレビから出る音をラジカセの内蔵マイクで録るという、よく昔話のネタになる(後ろでオカンが「ごはんやでー!」と呼ぶ声などが入ってしまうという、アレです(笑))
もちろん「音質」なんてものは全く気にしてなかった頃でしたが、
ある時「ケーブル」なるものがあることを知るのです。
テレビのイヤホン端子とラジカセのマイク端子を繋いで録音すると、今までのは何だったんだと思うようなイイ音で録音出来てしまったのです。
衝撃でした。
これが僕のオーディオ趣味のはじまりだったかも知れません。
一体世の中にはどんな「オーディオ」があるのだろうか?
次に取った行動は、電気店を回ることでした。
当時の電気店の店頭は、当時の僕にとってそれはそれはとても輝いて見えました。天国だと思いました。
ただ、学生の身分で買えるものと言えば、カセットテープくらいのものでした。
そのカセットテープも、安いものもあれば高いものもありました。
いわゆるハイポジションとかメタルテープといわれるものです。
あの高いテープを使えばどれだけ良い音で録音出来るのだろう?
妄想は膨らみます。
あと他に、電気店で僕でも手に入れることが出来たものがありました。
「カタログ」です。
オーディオのカタログをアホみたいに集めまくりました。
それ自体が楽しみになっていたとも言えます。
特にソニーのカタログが好きでした。
当時のソニーのカタログは種類も多く、また、いわゆるヘッダーの部分のデザインが統一されていたのも、僕のコレクション心をくすぐりました。
こうして、なかなか本物のオーディオが手に入れられないながらも、僕のなんちゃってオーディオライフは充実していました。
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