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趣味人間万歳!【鉄道編】(5)しんかんせん

時間が前後してしまいますが、

僕は4歳で奈良に引っ越すまでは、大阪府高槻市で生まれ過ごしていました。
この頃の記憶はほとんどありません。

なのでこれは母から聞いた話しなのですが、
高槻時代、若かりし母はよく生まれたばかりの僕を抱いて、近くの阪急上牧駅へ新幹線を見せに連れていったのだそうです。
この駅は現在でも新幹線が目の前を通る駅として有名です。

今年の四月。
母が亡くなって初めての僕の誕生日に、この駅へ行ってみることにしました。

僕が生まれたのが1968年。東海道新幹線が開通したのが1964年ですから、まだ登場して4~5年の頃で、当時はまさに「未来の乗り物」だったのでしょう。もちろん走っていたのは0系です。

行ってみると、改めてその迫力に驚きました。

しばらくベンチに座っていると、右から左から次々と新幹線列車がやってきます。しかしそれは現在だからであって、

開業当初の東海道新幹線は毎時2本であったと言います。

母はどのくらいここで新幹線を待ったのだろうか。
どんな想いで僕を連れて、どんな想いでこの駅に居たのだろうかと・・・と思いを巡らせました。

今更ながらにして、母への感謝の想いが溢れてきました。

ついでに、僕が生まれた場所の最寄り駅であるJR摂津富田駅にも行ってみました。

ちょっと鉄道の話し話しから逸れてしまいましたが、

僕に「鉄」の素養が植え付けられたのは、実はこの時だったのかも知れません。

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