【日記】2024.1.26~1.28

二連勤して、一日休みだった。
連勤は朝、職場に行くのが億劫だった。上司にはいよいよ会社を辞めると伝え、残りの四ヶ月くらい頑張るかと思えると踏んでいたが、更にしんどくなった。とりあえずやっていくしかないと、だましだまし働いた。
休日は、誕生日だった。三十四になった。二十歳になった頃は、三十代半ばはおっさんという認識で、絶望してしまうものかと思っていたが、そんなことはない。歳を重ねる度、若い頃に思っていた思い込みや思い違いから少しずつ解き放たれ、だんだん自由になっていっている気がする。
朝起きて、トーストを焼いて食べ、寝巻を着たまま、風呂掃除をした。年末にしようと思っていたが、結局やらずに、タイルやらなんやらがカビだらけになっていた。一時間半程かけて掃除をし、そのあと、ジムでランニングをして、シャワーを浴び、たいへん清々しい気分で誕生日を迎えた。そのあとは、スマホで鬼退治のアニメを一話見て、おとんとおかんと、最寄り駅付近にあるチェーンのケーキ屋でアイスケーキを買った。誕生日を祝われることに、もうさほど嬉しさを感じないが、やはりケーキを食べるのは楽しみだ。そのあと、一度帰宅し、ケーキを冷凍庫に入れ、仕事が終わりちょうど帰宅した次兄も交えて家族四人でららぽーとへ行った。チェーンの喫茶店で珈琲とクロワッサンを嗜み、少しウインドウショッピングを楽しんだ。特に欲しいものはなかった。18時ちょっと前、レストラン街にある食べ放題の串カツ屋へ行き、夕食を楽しんだ。食べ放題なんて久しぶりに来た。家族なんて煩わしいと時々思うが、やはりいればいたで、いいものだ。時間に空白が生まれたとき、時折自分の未来について考える。いろいろな幸福な未来を想像してみるが、やはり自分には一人が染み付いている。やがてはあたしは孤独に向かうのではないか、と思う。今より若い頃は、幸福を探していたが、既に自分は幸福だったのだ、たぶん。
汝、己を知れ。隣の芝は、青い。

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