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テレビで見た島に行ってみた! 中編


果たして島に行けるのか!?🚣‍♀️


楽しみがある日に限って朝早く起きれるのは何故だろうか?


また、何も予定ない時に限って早起きしてしまうこともありますよね(笑)

前日は、過去最長の長距離ドライブをして体は疲れているはずなのに、

なんとか寝付けて、気がついたらアラームが鳴っていました🐓
すぐに目が覚めて外を確認する👀

やっぱり、雨が降っているようだった、、、
外は暗く、目視での確認は出来ないが「本降りの雨」の音だけは確かに
聞こえており島に行けるのか不安な気持ちを抱えながらも港に行けねば始まらないので身支度を整えました。

荷物をまとめて、部屋に鍵をかけて受付へ、

あ、そうだよね、朝6時だから受付は閉まってますよね😅

受付に鍵を返さないといけないけど、早く行かないと次なる行動ができない、、、

暫く、考える🤔、、、!

(鍵を受付の分かりやすい場所に置いて、公式LINEにお礼と鍵のことをLINEしておこう!)

本来なら大切な部屋の鍵なので手渡ししなければならないのですが、職員休憩室の扉をノックする勇気がその時は無かったです😭
お許しください。
まなべ旅館様の対応に感謝申し上げます。

車に荷物を詰め込んで、
旅館からすぐ近くのコンビニで朝ご飯・島での飲み物を調達して、
港へ車を走らせました🚗
(島にコンビニも自販機もないのであれば、飲み物は用意しておく必要がありました)




まだ、外は薄暗く雨も降り注ぐ中、港に到着!

けど、どこから島への船が出るのかは薄暗くてわからなかったです。

どこだろう〜?、ここかな〜?と探しながら港の奥の方まで来ると、

電気のついている建物を発見!👁️

『宿毛市営定期船 片島扱所』

ここから船が出るのかな?少し不安になり、再度調べると間違いなく
この場所から定期船が出るのです!!!

ヤッター!という気持ちと同時に、安堵な気持ちの自分になっていましたね(笑)

間違って違う場所に着いていたら焦るのは確実でしたから

港の駐車場に停めて、島に持っていく荷物をまとめて建物の中に入りました。


切符売り場

入ってすぐに目に飛び込んできたチケット窓口の文字盤に

『鵜来島』の文字を見つけた時は、ホッとしましたね😅

やっと、スタート地点に来れた!

果たして船は出航するのか?
外は変わらず☔️なのもあり不安がよぎる中、受付のお姉さんに恐る恐る
話しかける🗣️

自分:『鵜来島への船って出航しますか?』

受付のお姉さん:『しますよー!』

この瞬間、今まで心配して頭の片隅にあった不安が跡形もなく消え、
次なる感情がやってきた。

『わくわく☺️』

受付にこのような紙が置いてありました!

乗船名簿の記入用紙

受付で、用紙に記入をしてる際に1つ感じた想いがありました。

鵜来島以外にもこの船を頼りに生活している人がおり、雨で僕みたいに今日は出航するのか不安になっている人が間違いなくいたことを改めて想いました。

その日に船が出航しない🟰生活日用品・食料・郵便等が島に届かない

本島に住んでいる自分からしたら、あり得ないことです。

インターネットで欲しい品物や食料を注文すると、当日または、翌日には手元に来るのが当たり前なのですから。

当たり前が当たり前じゃない。

この想いはとても大切だと今もこの時も感じてます。

受付でお姉さんに運賃(大人1,350円)を支払い、
チケットが受け取ると、

心の中ではガッツポーズです✌️

島に行ける!!!!テレビで見たあの島に自分が行けることがとても嬉しくて!!!
前日、そしてチケットを手に入れるまで、ほんとに行けるか不安でしたからね(笑)


片道切符🎫

定期船が出るまで30分以上時間を建物内にあった灯油ストーブで暖を取りながら乗艦の時間まで椅子に座って、上がった心拍数をゆっくり下げました。

暖炉を囲む椅子達

その際、郵便物が届いたり、宅配の品が届いたり、、、

あれ!?品物をよく見ると👀

インスタント味噌汁の箱があるじゃないですか!!!

品物が載せられていく台車


館内は島々の写真が展示されていました。

館内の掲示物

さて、いよいよ島に行く為の船に乗船する時間になりました!

まだ、外は薄暗く雨は小雨になっていました。


定期船『すくも』


船に乗船し、2階の座席に向かいました
1階にも座席がありました。


2階の座席


館内と自分

2階の座席後方に、屋外デッキがありました!

無事に、07:00に船が出航🚣‍♀️

1日2便の第1便は片島07:00発 →  鵜来島07:50発着です。

船が島に向かっていくにつれ、空は明るくなり海上は雨は止んでおり
屋外デッキで波を裂きながら進む音と風を堪能していました(笑)

船上からの1枚


次第に明るくなる空
航行波と空

出航してから50分。

座席で少し寝てたらあっという間にアナウンスが流れました。

『お疲れ様でした〜まもなく、鵜来島🏝️』聞き取りやすい館内放送の後に
民謡が流れてました。

船から見た島の内側①


船から見た島の内側②

無事、船から下船する。
まさかの自分だけが島に降り立った🪶

写真では伝わりづらいが、空は明るいものの風も強く、
本降りの雨が降っていた。

島に着いてすぐに防波堤に上り、島の建造物を眺めていた。
雨が降っていたのにも関わらず・・・

(これは、海を眺めながら珈琲を淹れるのは厳しいかもな。。でも。テレビで見た島になんとか無事に来れた!)

心の中で感じていると、

船乗り場から、島に住んでいるであろう方々、
👩👧2人・👨1人が、合羽を羽織って、
定期船から受け取り(新聞紙や食料品)を終えて建物に戻る道中に、
自分に声をかけてくれたのです。

👩①『いらっしゃい!今日の便で帰るのかい?』

👨‍💻『明日帰ります!しまの灯りさんで宿泊します!』

👩『〇〇さん!宿泊客だよ!』

(まさかの、👩の隣にいた👧の方がしまの灯りの女将さんでした)

👧『よく来たね!雨だからとりあえず、付いてきて!』

そして、しまの灯りという建物に案内してくれました

しまの灯り


しまの灯りの内装

建物に入ると、すぐにこたつに案内をしてくださり電源をつけて暖をとりました。

そしてタオルも貸していただきました。
雨に濡れた木箱を拭いていると、、、

👧『島には観光しにきたの?』

👨‍💻『島で珈琲を淹れにきました!』

👧『島に珈琲を淹れに来るひとは初めて!!!』

(そうだよね、、、確かに、観光or釣り目的で来る場所だもんね💦)

女将さんに木箱に入れている珈琲道具を見てもらうと、次なる話になった。

👧『なんで、この島と知ってたの?』

👨‍💻『テレビで島の特集番組を見たもんで、足を運びました』

👧『NHK?どれだろう?』

👨‍💻『NHKです!島に魅力を感じすぎてあまり覚えてないです笑』

👧『高知県民でも知らない人がいるのによく来たよ!ゆっくりしてね。もう少ししたら部屋に案内するね!』

そして、僕にパンと珈琲とみかんが目の前に!!!

貴重は食料だろうに、、、ありがとうございます🙏

部屋に案内をして頂けるまでの時間は、建物ないの観察してました👀

まるで、地方の居酒屋🍶
島での一杯は格別ですよ!

30分くらい時間が経っていたと思う。
移動するよ〜と言われ、外に出る。

僕はてっきり、この建物の2階だと思っていた


建物と出た時も雨は降っていたが、空は先ほどよりも明るくなっていた。

階段を駆け上がっていく。住人の姿はない。

建物と階段

しばらくして、神社の鳥居が見えた。

島の神社

上の写真写りこんでいる青い建物が、僕の寝床でした。

しまの灯りさんから3分くらいは歩いて階段を登りましたね🚶

女将さんと夕食とお風呂の時間を確認して、何かあったら電話して下さいと。

建物の1階に自分の寝床を用意していただきました。
(2階は釣り人さんが泊まるとのことでした)


寝床

島での1人の時間が始まった。

ひとまず、宿の館内を視察する!

その時の心情は、
(島で海を見ながら珈琲を淹れたいが、雨が降っているとなると、、、
共有スペースでやるか・・・🧐
いやー雨が少しでも止んでくれる時間があればと、なぜか諦めきれない自分がいました)

共有スペース
(アルフォート食べてね😍)
まさか、島で食べれるとね😆
部屋から見た景色

しばらく、のんびりしていると、雨が止んでいた。

このチャンスを逃してはならぬ!

海を見ながら、旅の初日に行ったcoffeeさんの珈琲豆で淹れるチャンスがやってきたのだ!

珈琲を淹れる準備を再度、確認してから防波堤に向かった🌊

島でのコーヒーチャレンジは、 無事に成功したのだろうか?💪

雲の隙間になったんだろう、、!

島に着いたときは、見えないほどの曇天の中で雨が斜めに走っていたが、
今は視界がクリアになり、曇ってはいるが向こうの島がしっかりと確認で北のあった。
(写真だと分かりづらいですが、、、)

海と木箱

自然の中で、コーヒーミルができる時間を僕は幸せだと感じている。

コーヒーミルと珈琲豆()

風が強くて、袋が飛ばされかけることもあった🌪️

それでも、負けじと珈琲時間を楽しんでいた。

珈琲道具達。

アウトドアコーヒーなので、秒数や水の量は気にせず淹れる。

淹れている過程☕️

そして、1杯の珈琲が出来上がった☕️

1杯のドリップコーヒー🏝️☕️

島で飲む珈琲は、格別だった!

ほぼ無人島で、海を眺めながら珈琲を淹れる。

目標が達成できた!

(天気がもっと良ければ、夕日見ながらも考えてました)

雨が降り注いでいたら、できなかったこの時間。

良かった、

あ、朝日見ながらもやりたいと閃いたので、

日の出の時間を確認するが、

AM07:00ごろだった。

のんびりとする時間があまり無いので諦めた😭

まぁ、それでも島でコーヒーを淹れることができて本当に嬉しかった!

珈琲時間を終えて宿に戻る際、
防波堤の端っこの方から見る島は、
再度、鵜来島が出迎えってくれたように感じた

防波堤からの鵜来島

山登りをしてみたら、奇跡の場所だった⭐️

宿に戻り、キッチンで珈琲道具達を洗う。

まだまだ、夕食まで時間があったのでカメラ片手に島を歩くことにした🚶

女将さんが、山には灯台があることを教えてくれたので、
行ってみることにした。

宿から山までは一度、家々が連なる区域を歩く必要があり階段を降りる


集落

凄い所にいるものだ、誰もいないし、人が住んでいない空き家や壊れた家がある。

集落を抜けて、坂道になる。

山の途中までは舗装されており、鵜来島を見渡せる素敵な場所だった。

高台からの鵜来島

舗装路を歩き、山への入口たどり着く。

浮で作られた『灯台→』を発見!

灯台→(浮で作られている案内物)

分かりやすくて、良かったと思いながら山の中へ足を踏み入れる。

山を舐めていた、、、

ここが登山道だよ〜と
知らせてくれるピンクの目印が木々についてわかりやすかったのだが、

足元が悪く、決して軽装で歩くのには向いてなかったのであった、、、

高尾山などの、山々が如何に登りやすいようにしてくれていることのありがたみを感じた、

それでも、灯台を目指すことにした。

階段の先は、、、

険しすぎる道を歩いて、歩いて、
自然を全身で感じながら。

道中に、木々たちが作り上げたトンネルが幻想的だったこともあり
立ち止まってカメラを構えて
1枚撮影する📸

奇跡の1枚📸

!???

お分かりでしょうか?

よく見ると、写真の真ん中に黒い動物が写りこんでいるのです。

撮影中にファインダー越しに何かが写りこんできたので、
急いで、目の前を確認しました。

15〜20m先に、🐗が!!!!

お互いにびっくりしたんでしょう!
5秒ほど、互いに動けませんでした😅

その後、猪の方が山を駆け抜けて行きました。

怖かったです。。。

手元にセルカ棒を持っていたので、万が一襲ってきたらこれで戦うしか無かったですね、、

突進されず、良かったです。

怖い思いをしつつも、灯台を目指しました。

そして、展望が良い場所まで辿り着けました📍

灯台はもう少し先に見えてましたが、これ以上の険しい道は危険だと判断して諦めることにしました!

開けた展望からは他の島々も見ることができて、素敵な場所でした。
(たどり着くまで、大変だったけど💦)

開けた展望と自分


暗いけど、最高の景色だったのです✨

今、自分は凄い場所にいる、、、!

ほぼ無人島の山で人々が暮らしていた痕跡がある山道を抜けて、
景色の最高な場所に!!!

この島に来れて良かった、、と改めて感じた瞬間でした。

さて、問題は下山です。

整備されてない、自然に帰ろうとしている山道ほど歩きにくい道です。

慎重に、慎重に歩きました🚶‍♀️

細い道、左が崖の場所が1箇所あり、
落ちないように歩いていたのですが、

右足がまるでポケモンの技『くさむすび』を受け、バランスを崩して崖に落ち掛けました、、、

運よく、崖に負けじと奮闘する木があったのでなんとか掴み、
バランスを立て直しました💦

木が無かったら、落ちてました、、、

ほんと、運が良かったです。

なんとか山道を抜けて、整備されている道を歩いている時に1つの考えが頭の中に舞い降りて来ました💡

前日に母に電話で『ほぼ無人島に行ってくる』と伝えていたのですが、
母は🐗年なのです。

もしや、息子が心配で見にきたのか!?

ありえないけど、なんだかそんな気がしております。

母は心配性で、察知能力が高いお方なのもあって(笑)

母のお陰と、自然の神様のお陰で無事に下山できました!

(ほんと、🐗との遭遇・転落未遂は肝を冷やす出来事でした)

色々とあった山登りでしたが、奇跡的なことが体験できた忘れられない場所となりましたね

歩きやすいように舗装されていることに感謝を忘れちゃいけないですね!
そして、いつも守ってくれてありがとう。

島を歩く🚶‍♀️


険しすぎた山から集落に戻り、島をのんびり歩くことにした。

次に出会ったのは、猫だった!
(この後、6匹程度の猫を出会う🐈)

島の猫

集落に戻ってきても、人の気配がない。

まるでゴーストタウンと感じてしまうほど、人と出会うことが無かった。

それでも、僕は島を歩く。

そして次なる発見は、「絵」だった。

倉庫に描かれた『少年と海』

この絵を見た時に、昔は子供達も住んでいたことを感じると、
時代の恐ろしさが胸を貫いた。、

写真の奥は、小中学校です。

この絵との出会いの後も、歩き続けた。

さらに驚きもあった。
それは、島に唯一の水洗トイレが海の近くにあったことだ(笑)
(つまり、宿のトイレは、、、)


島唯一の水洗トイレ


水洗トイレの奥は、「うぐるストア」🛒

まるで、コンビニ1?

事前情報では、コンビニ無し。

うん、小さなコンビニですね!
家みたいな、学童みたいな建物の中に買い物できる場所がありました。

(これも、海の近くにあり津波がきたら、、大変だと感じました。)

海なし県に住んでいる僕からしたら、海を見るとテンション上がりますね


島の入口

島の看板に登った山の名前が掲載されていた
『龍頭山』

そこには、目指した灯台の文字と砲台の文字が、、、!

知らなかった、砲台の跡地があるなんて、。

事前情報では、戦艦大和の走行中を撮影した場所が

『鵜来島』
ってことだけは知っていたが。

まさか、砲台が置かれていた島だったとはびっくりでした。

鵜来島掲示板

島歩きを終えて、宿に戻る。

宿に着く頃には、再び雨が降ってきた☔️

珈琲、山登り。島歩きが終わったタイミングで雨が降って来たので、
運が良かった。

宿に戻るも、夕食までまだ時間があった、。

なので、島唯一にカフェでのんびりすることにした。
(宿から女将に電話して、💻を持って向かった)


島唯一のカフェ☕️

島唯一にカフェは、なんと「しまの灯り」!!!

まさかのカフェだったのです。

事前情報に唯一のカフェありと記載されていたので、
把握をしてましたが、まさか島に着いて案内された場所だったとは
びっくりですね!


雨が本降りとなっており、ほんとあの数時間だけ止んでくれていたことに
感謝しながら人が誰もいない集落の階段を降りていく。

古民家カフェ 


しまの灯りの外装
入口付近にあったお酒

カフェに入ると、女将さんがこたつを暖めてくれていた。

まだ2月のもあり、外は雨。

こたつに入りながら、💻で今回のブログに下書きを書いていると、

女将さんがお茶とティラミスを差し出してくれました!
まさか、島でスイーツが食べれるとは、、、(笑)

お茶とティラミス

女将さんに雨が上がった時間に、
珈琲が淹れられた事と山で🐗と出会った事をお伝えしました。

この時の女将さんの一言が、僕の心が痺れさせてくれました。

『猪が山を自然の姿に戻している。そして集落に時折現れるよ』

そっか、、自然が自然であるために力を貸してくれているのだと!

私たちの大切な野菜や果物を栽培する畑に侵入してきたり、よくニュースでは街中に現れては人に猛突進をしてくる。

恐ろしい生き物であり、人間からしたら厄介な生き物を思っている人も少なくないだろう。

僕ら人間が暮らしていくために、山を開拓することで山に住んでいた生き物達を追い出したり、生きていく為に自然を壊している。

・共存すること。
・土地は借りたら、人間の手で元に戻すこと。

上記のことはこれからの課題となっていくと女将さんの一言で学んだことだと思います。

どのような手段を選択して、実行していく。
そして、答えが生まれる、

そんな答えが少しでも、猪も自然も喜ばれると嬉しいですね。

島の歴史📗

古民家カフェで夕食までの時間をブログの下書きをやりつつ、
女将さんが2から3個ほどの鵜来島を特集したテレビ番組をDVDとして
持っていたので、見せていただきました。
(僕が島の存在を知った番組があったのかはあまり覚えてないです💦)

DVDでの内容は、驚きと心に響く内容でした。
この島は、太平洋戦争時には四国防衛の要所として大砲が3門設置されて
基地化していたのです。

船乗り場にあった砲台の詳細図

自分が登った龍頭山に宿舎が建設され、200名の兵隊さんが暮らしていた
現在も、砲台跡地や地下水路が残っている!

全島民は、終戦間際に疎開を余儀なくしているのであった。


島民たちは現在も元鵜来島小中学校跡での月に1度の食事会で、
『兵隊さん』が作成した鵜来島の想いを歌った歌を大切に歌い継いでいるようです🎶

※元鵜来島小中学校は、新築後わずか4、5年程で廃校となっています。現在は、コミュニティーセンターとして休憩室やトイレなどがあり玄関に島や学校などの歴史が載っている本があり自由に鑑賞可能となっています。
(平成元年に廃校、平成20年に廃校となった)

女将さんがDVDを流してくれたことお陰で知れた内容です。

単に、人口が少なくて非日常を味わえそうだからという気持ちがあった自分がとても情けなく感じた瞬間でした。


同じく船乗り場にあった鵜来島紹介図

太平洋上に位置する鵜来島は、高知県の最西端を含む、東経132度29分、北緯32度47分、 伊豆諸島・青ヶ島と同緯度に位置する温暖の島であり、島を取り囲む碧い海は足摺宇和海国立公園となっているのです。

辺り一面紺碧の海に囲まれた島では、周囲わずか6kmというこの小さな島には、現在も20人弱の人々が島独特の自然や文化の中で暮らし続けています。

(鵜来島の海は透明度が高いため、サンゴ礁や熱帯魚を港の岸壁からでも見ることができます。周辺はウミガメの生息地となっており、ダイビングやシュノーケリング中に海亀に出会うこともよくあるそうです。🐢)

平地がほとんどないために人々は海辺の斜面に石垣を築き、家々はこの石垣の上に立ち並んでいます。

戦後に活気が溢れていた時の人口はなんと、400人。

とても、この島に400人が住んでいたとは考えらなかった。

カツオ漁が盛んな島であった為に、カツオの1本釣りを主に経営して暮らしていた人もいるとのことです。

鵜来島小中学校にも、昭和30年ごろには児童が80名を超えていたようです。


漁業の街がここに実在していたのです。

この島が、無人島にならないように取り組んでいる1人が、優しい女将さんでもあります。

島生まれも、一度島外で生活した後にUターンし、空き家だった古民家をリノベーション。

飲食業での経験を生かしてカフェの建設を企画し、クラウドファンテイングで資金を調達して、島唯一の古民家カフェが誕生したのです!
『島の灯りを灯したい』という想いがあの古民家カフェの名前に由来です。

鵜来島を活性化したい気持ちから生まれた発想にあっぱれですね👏

僕自身、まだまだ知らない鵜来島があると思います。
軽く歴史の紹介でした!

そろそろ夕飯の話に移ろうと思います。

島の夕食と淡路島の釣り人🍚🐟

ブログの下書きを作成している中、女将さんは厨房で大忙しだった。
夕食の準備を1人で、手際よく行っていた


自分の隣に次から次へと、美味しそうな夕食が並んでいく・・・

しばらくすると、40代から50代くらいの関西弁の👨👱‍♂️2人(男)が
しまの灯りにやってきた。

どうやら、女将さんとは顔見知りのようだった。

ビールで乾杯をされ、豪華な料理の数々に驚きと感謝を伝えながら、
箸が華麗にダンスを始める🕺

👧『今日は、釣れたのかい?』

👱‍♂️『全然、明日は晴れるから明日に期待だね』

その他にも楽しそうな会話が飛び交う。
料理を準備しながら、話についている女将さんってすごいです(笑)


僕が座っているこたつテーブルに女将さんの料理が並ぶ。

「すごい、島でこんなに豪華な料理をいただけるとは!!!」

島での夕食

これだけでは無かった。

揚げ物類

揚げ物までの用意されておりました。


豪華すぎました、、。島でこんなに素敵な美味しい料理が頂けるとは想像しておりませんでした!

島の料理 全体図

ソースは、初めて見た👀

イカリ ウスターソース

どれも美味しくて、箸が止まらない状態になる。

島でこんなに豪華な夕食を食べて満足でした!

時が経ち、隣の2人の釣り人が話しかけてくれた。

御二方は、毎年この時期の2月の2週目に仕事を休んで、ここ鵜来島に釣りにくる常連さんでした。

ビールを1杯ほど頂いて、乾杯をする🍻

色々な話をしすぎて、話の内容があまり記憶にない。
けど
印象に残っているのは、御二方から聞いた『兵庫県南部地震』こと、

阪神・淡路大震災ですね!

『地面が飛び跳ねて、恐ろしい爆音ともに揺れていたと。』

僕が知っているこの震災は、テレビで見る高速道路が横倒しになっていた
光景のみ、

生まれる前の話である。

生まれる前を知っている人の話はとても勉強になる、貴重は話を聞けたことに感謝ですね!

あと、関西の人はやっぱり面白いですね(笑)

ずっと僕も笑っていたので、、くだらない話とかもね。

『イビキがうるさいから、寝れなかったらごめんね』

何回もこの話で会話が進むで、先に御二方が宿に向かった🚶

また、会えたら嬉しいと思う御二方です。

入浴場がまさかの場所だった🛀

夕食の終わり際に女将さんがお風呂はいつ入るかと声をかけてくれた。

お湯を貯めるとのことだったので、ちょっと酔った思考でも30分はかかると感じたので、

🧑‍💻「夕食後に行きます、明日も朝早いからすぐに入ります」とお答えする。

👧『わかったよー、お風呂は学校の地下にあるから後で案内するね!』

えええええ!?

お風呂が学校の地下にある!?

驚きました!!!!!

自分が泊まる建物にも浴室はあったので、そこかと思っていました(笑)

その後、島でいただいた女将さんの料理に感動しながら、のんびりと時間(とき)を過ごす。

しばらくすると、女将さんが戻ってこられて
お風呂が溜まったよ!と一声。

一緒に学校の地下に向かい、浴室に着く。

案内されたのは、『女風呂』👧

あれ、、、髪はまぁ伸ばしていたし、、、(笑)

女湯と男湯

多分、男湯は淡路島から来ている人が使ったから、女将さんの優しい配慮ふだと感じています。

風呂の細かい説明を受けて、お風呂セットを
取りに行くべく、女将さんと一緒に学校を出る。

廃校となった学校の前で、僕は女将さんに
礼を添える。

👧『まだ寒いからしっかり温まってね』

嬉しい言葉だった。

時折、街灯が並ぶ集落の階段を駆け上り宿に着いた。

宿から見た、学校は照らされ輝いていた✨
島のシンボルのように!

部屋から見た学校

お風呂セットを持って、もう一度学校に向かう。

夜の学校の入り口までに着くと、夜の学校というワードに恐怖を感じつつも
案内通りに進む。

壁に貼ってあった虫の絵に恐怖心が少し和らぐ🐛

虫のイラスト

その後も奥に進み、女湯の浴室の扉を開けて更衣室で服を脱ぎ、

浴室の扉を開けるとお風呂に溢れるほどのお湯が入っていた🛀


浴室

今、考えると女将さんはわざわざ、しまの灯りさんから歩いて学校の地下の浴室まで風呂にお湯を張り熱さの調整をしてくれてかのかな〜。

『熱いかも』って言ってたので、自分の推測ですけどね。

往復するにも大変なのに、自分の為に。

(お湯は、熱すぎた♨︎)

夜の学校は、少しばかり怖かったけど
風呂に浸かりながら、海を見える素敵な時間だった。


学校の階段での1枚


ホカホカした自分は、足早に宿に戻る

そして就寝の準備をして布団に包まれながら、深海に潜るように眠っていた💤

以上で中編は終わりです。

後編は、旅の最終日の様子をお伝えしたいと思います。
よろしくお願い致します🙇


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