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GMKR−家具ブランドローンチのお知らせ−

GMKR〈ゴミカラ〉は、廃棄家具を分解し、芸術(文学・音楽etc.)と神様(偶然性・神秘)の力により再構築をするUneven Structure Furnitureです。圴一(even)、大量生産(mass production)の対極、そして分類(categorize)できない不均一(uneven)であることを意味します。永井誠治氏(DEPT創業者・アーティスト)が制作した1脚の椅子に衝撃を受け、同氏にガイドを乞いGMKRをローンチしました。

GMKRは、2つの革新的な意味をもっています。

1つ目は、新たな生態系の構築です。これまで使い古された家具の運命は中古市場か廃棄場のみでした。売れるか売れないかが存在の可否を決定する唯一の判断基準でした。しかし、私たちはリユースでもリメイクでもない、廃棄家具からUneven Structure Furnitureを作るという新たな価値を生み出しました。工業製品に価値を創出した「used」や「vintage」に次ぐ新しい市場を拓きます。この生態系のアップデートはCircular Economyの発展に寄与します。

2つ目は、部材(パーツ)の価値の発見です。一見、古びた安価な家具には価値を見いだせそうにありません。しかし、これまで先人たちが発展させ生み出してきた工業製品は細部までこだわりを持って製作されており、耐久性が高く質の良いものが多く存在します。だから、それらを分解することにより、全体でなく「部材」に価値を見出しました。
そして、私たちはこの部材からUneven Structure Furnitureを生み出したのです。

人間は、よりよく生きるために有形無形様々なモノ•コトを世界中のあらゆる場所・時代で生み出しました。GMKRは、いわば儀式のように、人間の歴史と創造力に敬意を、そして芸術と神様の力により再生をする未完のプロダクトです。1点1点、ジグザグギザギザな作品を、尊敬する仲間とHANDMADEします。
20世紀という激動の世紀が近現代の価値を生んだのは時代の要請であり、抗うことができない大きな流れでした。そして、まさに今は変革の時であり、我々は大きく流れが変わる分岐点に立ち会っています。GMKRは時と時を継ぐ、新しい概念による新しいプロダクトです。

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