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稲盛和夫の『生き方』①

コロナ自粛中の読書感想文です。

今回読んだ本は、京セラやKDDIを設立した稲盛和夫さんの『生き方』についてです。学ぶものが多すぎるので小分けにします。
それでは、以下がそれについてまとめたものです。

「僕たちはなんの生きているのか?」
永遠のテーマであるこの問いに対して、稲盛和夫さんは本書で1つの指針を教えてくれています。

著者の稲盛和夫さんは、「魂を磨いていくことが人生だ」としています。

僕たちは普段生活しながら様々な欲を持っています。例えば、「◯◯よりもモテたい」「カッコイイ車に乗りたい」「もっとおいしいもの食べたい」、など様々な欲があります。自由にしたいことができるのに、欲があるために、どこか閉塞感を感じたりと、今の僕たちはそれらを求めすぎていると言っています。
でもこれらの欲は現世だけのもので、死んだらなにも残りません。でも自分の魂だけは一緒に持っていけると、稲盛さんは述べています。

だからこそ自分の魂を磨く、つまり生まれた時の自分よりも少しでもいい自分になる。これこそが魂を磨くことだと言っているのです。

では、具体的にどうするのか。
その答えの1つとして、“懸命に働け”と言っています。働くとどうしても、苦しいことや困難なことに直面します。この苦労こそが自分の人間性を高めれるチャンスだとしているのです。この苦労を試練の機会よして捉えていく考え方が大切だとしています。

例え才能があっても、徳がなければ人望はなく、寂しい人生を歩んだり、どこかで不正に手を染め、しくじってしまいます。だからこそ自分の人格を磨いていくことが何よりも大切なのです。この人格を、性格と哲学合わせたものであらわしています。性格は生まれた時からもっているもの、そして哲学が生まれてから自分が身につけた考え方だとしています。この考え方が「人間として正しいか」というシンプルなことを実践できているか。この一言に尽きます。

そこから稲盛さんは人生の結果を、この式で表しています。
人生や仕事の結果=考え方✖️努力✖️才能

人生は足し算ではなく、この掛け算だとしています。
才能は、生まれて持ったもので、変えることはできませんがその才能のレベルは1から100まであります。
そして努力は、自分が生まれてから行動して得たもの。この努力もそれぞれ1から100までのレベルがあります。
そして最も大切な考え方、このレベルが−100から100まであります。つまり考え方次第でその才能や努力を良い結果にも悪い方結果にもしてしまいます。

だからこそ、考え方の根本を、人間として正しいのか、それが人のためになっているのか、このシンプルな考え方をもって自分だけでなく利他的な考え方が大切なのです。

そしてその思考こそが現象を生み出す。つまり、結果を引き起こすのです。よりよいことをし続ければ、結果はついてきます。急がず焦らず、やるべきことちゃんとする。これが今必要なのではないか。

改めて、このシンプルな「人のためになること」の考えの奥深さを痛感しました。

これから頑張って社会に立ち向かうためのチカラとします💪みなさん応援お願いします🙇‍♂️🙇‍♂️