2023年中国ショッピングモール企業TOP100
中国の街を歩いていると相変わらず人がたくさんいて、表面的に見る限りメディアでいわれているような景気の落ち込みが見られません。しかし、人がたくさんいることと実際に消費されていることとは別のことであり、今まで実際に購入していた人がウィンドウショッピングするだけになると当然消費金額は減りますし、すくなくともやみくもに買ってしまうということは以前ほどなくなってきているのだろうとは思います。自分もちょくちょくショッピングモールにはいきますが、人がたくさんいる状況に変わりはありません。どこかに出かけたいときにとりあえずショッピングモールに行こうというのはよくある選択肢だと思いますが、行けば行ったでそれなりに楽しめますからね。
比較的、人がたくさんいる中国のショッピングモール
そんなショッピングモールですが、今回は中国ショッピングモール企業TOP100をご紹介いたします。中国連鎖経営協会が毎年発表しているものです。企業リストはちょっと長いので最後に置きますね。ランキングを見たところ、トップは万達広場の運営会社で、なんと497施設もあります。2番手が万科広場や印象城の運営会社万科企業、3番手が吾悦広場(個人的に入ったことがない)の運営会社新城商業管理、4番手が万象城等を運営する華潤万象生活となっています。この4社が3桁以上の施設を持つところです。いくら国が大きいとはいえ、一社でショッピングモールを3桁以上持つというのはさすがにそんなに持ってて大丈夫?と思ったりしてしまいます。
日本と中国のショッピングモールの規模感を比較してみた!
ショッピングモールの規模感やテナントの構成を日本と比較してみましょう。
中国のショッピングモールの建築面積は日本の2倍?!
2023年末時点のトップ100企業のショッピングモールは2,813施設(建築面積3万㎡以上/施設)、総建築面積は約3.1億㎡、単体での平均建築面積は11.3万㎡となってます。一般社団法人日本ショッピングセンター協会によりますと、日本のショッピングセンターの概況は次の通りです。
店舗規模の区分の最大が5万㎡以上なのだが、中国のショッピングモールの平均が10万㎡を超えているのがいかに大規模なのかがわかります。
飲食店の構成が多い中国のショッピングモール
もう一つ気になったのがテナントの構成です。中国のショッピングモールは飲食モールと呼んだほうがいいのではないかと感じられるモールも多いくらい飲食店が多いイメージがあります。約3分の1が飲食店というのはごく普通で、この比率が40%を超えているところも少なくなく、極端なところだと70%が飲食業というショッピングモールではなく飲食モールと呼ぶ変えたほうがいいんじゃないの思うようなところもあります。これも一般社団法人日本ショッピングセンター協会からのデータですが、以下の表のように日本だと飲食店の比率は2割いかないんですね。
物販比率が6割以上なのでショッピングモールと呼ぶのに違和感はないですね。
中国ショッピングモール企業トップ100
さて、最後に冒頭に紹介した中国ショッピングモール企業トップ100です。ご参考ください。
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