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自分を好きになる

〜私の背中を押してくれたコトバ〜

20代前半。仲間達と遊んでいた頃。

私は自分に自信がない事にきづいてなかった。

長く付き合った彼氏と別れ、
親の借金問題で、頭を抱えていたのもあって、
毎日毎日、ほんとによく泣いていた。
私を元気づけようと、曲を作って、歌を歌ってくれ
たり、飲みに行行ったり、毎日毎日が楽しかった。
でも、ぽっかり空いた穴がどうしても埋まらなかった。
楽しい中、いつもいつも泣いている私に、男の子の友人の1人が言った。

『自分にもっと自信を持ちなよ。
俺なんか、自分が一番大好きだぜ?
自分が一番自分を好きになってあげないと…』

彼のコトバは、私に、衝撃的だった。

私は、いつも自分の事を責めていた。 

いつでも、
私のせい。
私が悪い。
私なんかいなければいい。

自分を責める言葉しか出て来なかったのに、
初めて、自分を大事にするという、
今まで知らなかった、
新しい発見をしたのだ。

『自分が自分のことを好きにならないと、
誰も好きになれないよ。』

彼は、そう言ってたように思う。
彼には、いつでも自信があるように見えた。

『俺は自分が1番好き』と胸を張っていた。


冷たい秋の空を眺めて
久しぶりに
遠い記憶が蘇る。

何十年経った今。
私は私を、好きになれているかな…

自分を好きになる
〜私の背中を押してくれたコトバ〜



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