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ー 『パブリック』 は 『風景』 である ー

ー 『パブリック』 は『風景』 である ー

と、わたしは 定義します.


自分でも、どうしてこんなに、『パブリック』に興味があるのだろう
と ずっと問いていました.

目にみえる風景、目にみえない風景、その風景たちの中に、

人々の気持ちがあり、言葉があり、感触があり、記憶があり、生活があり、

これからがある.


それらをつくり、かかわるものは、全てであり、人々みんなであると.

だから、その『風景』が与えられるだけではなく、
自分たちで つくっていける可能性を感じてしょうがない.

ただ、新しいものをつくりたいわけではないんです.
今の生活に必要なもの、使いやすいものとして、アジャスト(調整)していく.

それが、わたしのここでいう、「つくる」であり、
それらを、独りよがりでなく、多くの人たちとつくっていけるなら、

本当の『パブリック』=『風景』が つくっていける.
だから、そんな『パブリック』に 興味が尽きないんです.

市民タイムス 2023.0610 掲載

4月から月イチで始めた「パブリックQ」が、おもろいことになってます.

前回のテーマは、「公民館」.
ゲストとに、中央公民館の方や 分館の主事さん、公民館ユーザーで、
今は 公民館の事務をされている方たちをお招きし、
いろいろなクエスチョンをQさせていただきました.

わたしは、ふしぎがりーで、はてながりーで、
「なんで、こうなってんのかな?」「これ、いつからあんのかな?」
「どういう人が、どういうことで考えたんかな?」とかとか
思いがちで、このイベントをはじめたのですが、

いやいや、「パブリックQ」の参加者も負けてない!!笑
参加者の方たちからも、熱きクエスチョンが出るわ出るわ..

まずは、公民館の数、全国1位の長野県.
戦後復興の中、人々の交流の場所、役割として、盛んに活動が行われました.

一言に、「公民館」と言っても、公立の公民館と、地区公民館があり、
地区公民館は、行政運営が主ではなく、地区単位で運営されているので、
活動の内容や規模も様々で、地域の住人の方々が 館長や主事の役をされています.

すなわち、「公民館」で行われることは、基本は地区に任されているので、
それに関わる人たちの意欲次第で、その「公民館」が生活に活きるものになるかどうか、、ということ.

ただ、「公民館」の地域の色濃さがゆえの、やりやすさ、やりにくさ的なものも聞けたりと、
参加者のみなさん、それぞれの住んでいる地区の公民館のことを思い出しながら、
あれは、こういうことだったか、これって、こうなるのかな、
そもそも、「公民館」って、誰が使っていいの?とか、発言されていました.

また、参加していた社協さんたちも、
同じ、パブリックを分野に活動をされている側の意見や共感などもありました.

課題とこれから

課題として見えてきたのは、地区の公民館長さんなどの役を、
成り手不足で引き継げなかったりということがあり、
これからの若い人たち、新しい人たちとの関わり方やつなぎ方を、
具体的にアジャストしていく必要がありそうだなぁと思いました.

今現在、高齢者、中高生、小学生、子育て世代、などなど、
あらゆる世代で分断があり、
多様性ある居場所づくりが求められるのことを、個人的に感じています.

そんな中、昔からある「公民館」が、
その役割をかつては担っていたという事実は、
これからの生活の中でも、仕組みなどのアジャストの仕方によっては、
十二分に 必要とされるもの、生活の中の風景になっていくものだと感じました.

「公民館」は 最先端!!!


次回 3回目、

#3 パブリックQ 「社協」編  -塩尻市社会福祉協議会-

は、6月22日(木)11:30〜12:30
@長野県塩尻市 シビック・イノベーション拠点 スナバ

ランチ食べながらでOKなので、ぜひぜひ 気軽にご参加ください.

同じ、パブリック的なところを、仕事や活動のフィールドにしている方々の
横のつながりにもなれればとも思っています.

パブリックQ

ゴレイコの思考的実験場[THE パブリック]の
イベントカテゴリーのひとつ.

質問して、「知ること」で、『パブリック』の可能性を広げていくー


2023.0613


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