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春夏秋冬代行者 春の舞 雑感

キャラ同士の繋がり、人と人との繋がりがこれでもかというかというくらい伝わってきた本作。

前作ヴァイオレットエヴァーガーデン(原作未読)
が万人に受ける、誰にでも90点の作品なら春夏秋冬代行者はライトノベルらしさを出して尖った感じ
一部層には100点、苦手な人は受け付けずらいのかなと 
個人的にはぶっ刺さりヴァイオレットエヴァーガーデン越えの作品

ライトノベル的演出を使っているのも好み
(ヴァイオレットエヴァーガーデンにもあったみたい)
これはfate


キャラクターの背景が詳しく描かれていて行動への根拠が持てる。

特徴的なのが悪役側の背景も描かれている。
なんでこんなテロ活動をしているのだろう?という疑問に答えつつ実は読者達と同じように人間で過去にこんな仕打ちを受けていて... と感情移入しながら読める。
本来悪役をただ『悪』とだけ認識しがちな所を本当は『悪』では無いのかもしれない。
『悪』にならずにすんだのかもしれない と読者側に違う認識、視点を与えてくれる。

観鈴と未上の関係性がめちゃくちゃ好き 続編ではイラストの方を何卒

マイナスポイントとして下巻、秋奪還中盤頃から時系列、視点がコロコロと変わる。
いきなり時間が飛んだり混乱させるようにはなっていないいないけれどあんなにたくさん変える必要があったのかなとは感じる。

印象的な場面として『時を戻そう』と書いてある場面がある。重要度が高いシーンだから書かれていたのだろうけどちょっとしらけてしまった。
もう少し構成が良かったら完璧だったのかな〜と

キャラクターが立っている 
雛菊、さくら 、狼星、凍蝶を筆頭に夏、秋、悪役までも魅力的なキャラクターで構成されている。
そしてやたらカッコイイ  



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