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【研修記録】UXデザイン研修 Day3 エスノグラフィ

おはようございます。

Xデザイン学校のUXデザイン研修ベーシックコースの研修受講記録です。

第3回の研修を受講しましたので、振り返ります。

1.リーダーの役割

リーダーの役割について考えてみました。

いつものごとく、最近読んだとても面白い本、「アマゾンのすごいルール」から印象的な言葉を持ってきます。

実はちょうど講義で出てきた「アマゾンのすごい会議」を1ヶ月くらい前に読んで、それからアマゾンにハマっています。笑

マネージャーは、組織を管理する人。一定の指標の中で管理する「役割」です。対してリーダーは、現状を大きく飛び越えて、その組織を引っ張り上げる人。つまり、「役割」以上の「生き方」や「あり方」が必要なのです。

この研修でのリーダーのあり方は、最低限のマネージャーとしての役割も果たしつつ、組織の成果を引っ張り上げる第一人者であるべきなんだと思います。

ここまで私がリーダーとしてやってきたことを振り返ってみます。

最低限のマネージャーの役割として、連絡を取りやすいようにLINEグループを作る、グループで集まる日を決める日程調整する、それまでの宿題を決める、といったことはやってきました。

これについては特に反省点もありませんし、チームにこのような役割の人間は1人必要で、このままで良いと思っています。

リーダーとしては、チームとしての成果物を引っ張り上げるために参考になりそうな情報を共有したり、誰よりも良い案が出せるように、誰よりも考えることを意識して取り組みました。

振り返ると、このリーダーとしての認識が間違っていたかなと思います。

講師の方もおっしゃっていましたが、「前提条件を提示すること」ができていませんでした。さらに、それに気づいた後も前提条件をリーダーが勘違いしてしまっていました。

自分が良い案を出して結果的にそれが採用されて、チームとしての案となる。その案の評価が高ければ結果的に組織を引っ張り上げられた。リーダーとしての役割を果たせたことになると言うのが私の認識でした。

が、

チームメンバーが進むべき方向を合わせて、道を示してあげる。チームメンバーがどうやって進めていけば良いのか、どうやって考えていけば良いのかを教えてあげる。下から押し上げていく。

その結果、正しい方向で考え抜いたチームメンバーから最高の案が出てきて、同じ方向を向いている他メンバーからもそれをブラッシュアップする案が出てくる、最終的にチームとして最高の成果が出る。

これがチームやリーダーのあるべき姿だというのが今の私の理解です。

前提条件を合わせるために、不明な点を明らかにして講師の方に質問するのもリーダーの役割。

意識してやっていきたいと思います。

2.エスノグラフィ

講義の中で、最も印象的だった以下について、考察してみます。

エスノグラフィはユーザーが初めて使った時から熟練した時まで、長期的に観察することが大事。モノではなくユーザーの成長プロセスを調べる。

以前安藤先生のセミナーを聴講した際に、UXは時間の観点で捉えることが大事ということを学びました。

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これを聞いた時は、1人のユーザーが様々な環境や条件でそのサービスを利用した経験が積み重なり、それらの総合評価として累積的UXが生まれると捉えていましたが、これにユーザー自身の成長も考慮しなければならないんだと気付けました。

自社でのソフトウェア設計開発においても、大きく初心者と成熟者をユーザーとして想定していて、両者が使いやすいように。というのを考慮して設計しています。

ユーザー自身が学習しなければならないGUIは良くない。という認識を持っている人も社内にいると思います。

が、初心者の学習プロセスを描いて、どのような仕様にしたら使い方を学習しやすいのか、成熟していけるのか、といった観点も加えて、私自身これからソフト設計に取り組んでいこうと思います。

また、長期的なエスノグラフィをやれる環境を作るというのは、BtoBの製品を出している企業、特に医療業界では現実的に難しく、大きな課題です。

全社的に、新製品や新サービスの検討時に協力してもらえるような、特定の医療機関とのコネクションを作ることがまずやっていかなければならないことかなと思います。

私は入社時から自社の病院を作れば良いのにと発言しているのですが、自社製品を買ってくれているユーザー(病院)の競合になることは言語道断だと反論されたことがあります。難しいです。。

3.グループワーク

グループワークについては次回までに検討し直さないといけないです。

整理する意味で自分が理解したことをつらつら書いていきます。

前提条件として、以下の2つを勘違いして捉えていました。

①私たちはスタートアップ企業として、提案先企業に新事業をプレゼンする立場であって、提案先企業の企画部門ではないこと。

今回の研修のキーワードとして「プラットフォーム」を作ることがあります。

私たちは提案先の企業としてプラットフォームを作り、周囲の様々な企業が乗っかってこれるような構造とコンセプトを考えてきました。

なので、その中で私たちがサービスとして何をやるかは全然考えられていませんでした。そのサービスの部分を今回の研修中の限られた時間で考えたので、付け焼き刃の薄っぺらいサービスしか出て来ず、がっつりしばかれました。笑

私たちがやるべきことは、提案先企業のアセットがプラットフォームとなれるようなサービスを考える。でした。

このアセットも、提案先企業が持っているものに加えて、提案先企業だからこそ利用でき、提案先企業しか持っていないモノである必要があると。これが大企業のパーパスにつながる部分です。

そもそも提案先企業しか持っていないモノ、提案先企業しかできないことがすぐに思い浮かんでこないので、ここの調査がまず足りていなかったです。

そして、そのサービスによって提案先企業の次のサービスにつながるようなデータが取れること、そのサービスによって提案先企業が人員を増やしたり、損失を被ることが無いようにすることなどが、提案するサービスに追加で求められる条件だと。

上記の条件を満たした上で魅力的ならば、私たちスタートアップ企業がお金さえあれば実現できそうなサービスであれば提案先企業に出資してもらえる、規模が大きかったり技術が必要なサービスであれば提案先企業に買収してもらえると。

この課題の流れが正確に把握できていませんでした。

今回の研修でしばかれ、確認できたことで、ここは割と把握できたと思います。

②「自分ごととして考える」とは、自分の経験や周囲環境にある問題を取り上げてそれに対する解決策を情熱を持って取り組むということ。

自分が困っていないことを、なんであなたたちがやるの?その提案に自信を持てるの?それを聞いた側がどう思うの?

こう言われて、まだまだこの課題を研修の課題としてしか捉えられていなかったなと感じました。

自分ごととは、自分の困り事ではない。

これを聞いた時に、自分ごとってのは、自分が本気で取り組む気持ちを持て。だと捉えていたので、理解が間違っていました。

自分の身の回りにあって、それを近くで感じられて、自分の問題としても捉えられることを考えないといけないと、理解を改めました。

これが自分たちスタートアップ企業のパーパスに繋がります。

また、今回の課題で何を自分ごととして捉えるかですが、「ユーザーが直面している問題」「スタートアップ企業の一員」の2つの面で自分ごととして考えていけなければならないです。

これは必須ではありませんが、自分がそのサービスのユーザーになれるものを考えられたら、一番やりやすくなるかなと。

さっきも書きましたが、この課題を研修の課題として考えるのではなく、自分が現実にスタートアップ企業を立ち上げたことを想定して考えます。

今回のグループワークは、自分が間違った方向に進んでいたことに気づけたというのが終わって得られた感想です。ここで振り出しに戻られたことをポジティブに捉えるようにします。

これを読んだ講師の方には、「だから俺はずっと言ってんじゃん!」って言われそうです。

残り7回の研修を終えて振り返った時に、第3回でこの課題の捉え方を正しく理解し直して、その上で情熱をもって取り組めたことがターニングポイントだったなと思えてたら良いなと思います。

ひとまず、進むべき方向は分かりましたが、良い案は全く出てきていないです。

次回の研修までにチームとして納得できる案を1つ決めないと、それ以降の研修で実践形式で学んだ時の得られる経験値に関わってくるはず。後戻りできる最後のチャンスでしょうか?

さっそく、提案先企業の強みをとことん調査するところからやり直します。

その上で、自分ごととして捉えられる世の中の問題と、提案先企業の強みを結びつけるにはどうしたら良いかを考えていこうと思います。

それでは。




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