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怒りの気持ちを受け入れること

 子どもの頃から怒りとか悲しみの気持ちを表現するのが苦手だった。少しでもそういう気持ちを出すと怒られたから。でも怒りも悲しみも当然、嬉しいとか楽しいとかそういうポジティブな気持ちと同じで存在する気持ち。でもそういう気持ちを出すと怒られるから、そういうネガティブな気持ちはダメなものなんだ、って思ってた。

 つい2日前、また夫と喧嘩してしまった。本当に些細な夫の一言に少し傷ついてしまい、「ちょっと怒ってるんだけど」と言ったら、「怒ったってしょうがないじゃん」と言われたことが決定打だった。

 あー、やっぱり怒りとか悲しみとかそういう気持をもってしまう私が悪いんだなって思うと、その反面もう怒りの気持ちに私の心は覆われてしまう。話し合って仲直りはしたけれど、でも傷つきがひとつ増えていく。

 「そうやって言われたら怒る気持ちが湧いてくるのは当然だよ」「あなたはおかしくないよ」「傷ついたっていう気持ち大切にしていいんだよ」

そうやって誰かに言ってほしい。

 夫は私に「怒らないでほしい」って言ってくる。私が全てを笑って受け止められるくらいの器の大きい人間になれるなら怒らないこともできるだろう。でも私はそんなに器の大きい人間じゃない。

 怒りの背後には傷つきがある。傷ついてるっていう私の気持ち、誰かに分かってほしいと思うのは甘えなんだろうか。

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