今年もクリスマスから逃げられない
どういうわけか、今年もクリスマスはやってくるらしい。
そして私は今年も「やってくるな」と思っている。
なぜかというと、クリぼっちだからだ!
クリぼっちとは何か、さきに説明しておこう。
「クリスマスに一人ぼっち」略して「クリぼっち」である。
なんともキャッチーで、思わず言いたくなるネーミングには感心する半面、言いやすくしたせいで「わたしクリぼっちなんですよ~、あはは~」という、まったく面白くない自虐ネタがしやすくなっちゃっただろうが!とも思っている。
話はそれたが、要するに「クリスマスに一人ぼっちなのが恥ずかしい」のである。
クリスマスの街並みを想像してほしい。
どこからともなく流れるジングルベルと、きらびやかなイルミネーション。
そしてそれに包まれる、カップル、カップル、カップル。
と、それらに囲まれる一人ぼっちのわたし。
おわかりいただけただろうか?
なんとも切ない・・いや、もはや悲惨な絵である。
わたしの周りだけ5度くらい気温が低い気さえしている。(気のせい)
そして、何よりもいやなのが「クリぼっちが恥ずかしい」と思っている自分自身である。
「恋人と過ごしなさい」と法律で決まっているわけでもないのに、そういう周りの空気に勝手においつめられている自分自身にうんざりしている。
「じゃあ、恋人つくればいいじゃん!」という声が聞こえてきそうだが、「クリスマスまでに恋人つくるぞ!」なんて、そんな陽キャみたいなことわたしにはできない。
それに「クリスマスのために恋人つくるのってなんか違う・・」とかブツブツ言っているめんどくさい自分もいる。
じゃあ、いっそのこと一人でめちゃくちゃ楽しんでみるか!とも思うのだが、チキンを食べて胸焼けしている姿しか想像できなかった。
いったいどうすればいいのだろう。答えが見つからない。
こうしてあーだこーだ言っている間に、今年もクリスマスはやってくるのだろう。
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