よくやった事の報酬は 「それをやったって事だけ」さ

エマーソン（アメリカ合衆国の思想家、哲学者）が残した名言。

本当にいろいろな事があった1年だった。
「いろいろな事があった」と言うより自分の身に降りかかったいくつかの出来事をきっかけに「いろいろな事を考え続けた」1年だった。
大袈裟な表現ではなく、自問自答を繰り返す日々だった。
思春期でもないくせに。

膠着状態だが意識は冴えざえとしていて、しかし手足は動かせず、何も答えを見出せず。
空回りと頭痛の日々。

その時々を振り返ってみると今になって残ったのは、確かに苦悶していたな、と言う「経験値」のみ。…「成果」はない。

エマーソンの名言「よくやった事の報酬は「それをやったって事だけ」さ 」である。

否、そう思える事が成果なのかもしれない。

額のしわは確実に増えたけど、脳みそのしわも増えた事を期待する。
下ばかりを向きながら、しかし私の考え方はいつもどこかしら前向きで、自分の身の上に起こった事は、その時の自分にとって良きにつけ悪しきにつけ全て「いつかの自分」の糧になると信じている。
そして今までの人生に後悔はない。

そうして1年が終わろうとしている。
私は来年も生きていく。