出会った頃のように
彼との最後の夜、いつものファミリーレストランで。彼女は涙をこらえきれず店の外に飛び出す。
止まらない涙に、彼女は何を思ったのだろう。
出会った頃の二人にはもう戻れないこと。たぶん、もう二度と。認めたくない直感。でもそれは悲しき確信。
十代の終わりと二十代の始まり。そして、その次の十年。そんなに大切なものなのだから、失くすことなく生きていくことだって、いくらでもできそうなのに。まるで最初から決められているみたいに、あるいは何かの儀式のように、私たちは失いながら大人になっていく。
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そんなことを、この映画をみて感じました。
#花束みたいな恋をした #映画 # 感想
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