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17*ひかりのたま

バルアトルケものがたりⅣ*17

セオナルド達はアースのともだちの奏でるパイプのおかげで元気になって家に帰りました。

その日の夜のこと。セオナルドはふと目を覚ましました。窓辺がぼうっとひかっています。

なんだろう?

すぐにおきあがらずに、よこになったまま見ているとそのひかりはゆっくりと近づいてきました。

その光の主はみたこともない、いきものでした。手のひらよりも少しだけ大きく、からだに厚みがなく、ひらべったくてひらひらしています。そのからだからぼうっとひかりがでているのです。

そのいきものは、何も話さずに、セオナルドのまわりをひらひらと舞ってからパッと消えました。


セオナルドは不思議に思いながら、眠りの中に戻って行きました。

そして、夢をみました。


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