10*洞穴
バルアトルケものがたりⅢ*10
そこは暗い大きな洞穴のようなところでした。天井はとても高く、まわりはごつごつとした岩で、足元は荒い砂で石と岩がころがっています。
ジャッ ジャッ ジャッ
地面をひっかくような、音が聞こえてきます。
ギィー ザーッ
何か重いものを動かしているような音も聞えます。
目を凝らすと、奥に何かとても大きなものがあるのがわかりました。
そのおおきなものの左の側にちいさなまるいものがあり、動きました。
あっつ!あのドラゴンだ
ピリルは気づきました。そこはドラゴンの棲家だったのです
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