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公認会計士1年目の教科書ーITの知識(会計システム、基幹システム等) 編

こんにちは。ゴルファー会計士です。(監査法人マネージャー)

前回の記事、公認会計士1年目の教科書の「大局的視点」で、会計士に必要なスキルを紹介しました。

今回は、その個別論点の「ITの知識(会計システム、基幹システム等)編」を解説します。


監査でITの知識は必須です。


けれど、ITの知識を勉強する機会はほとんどありません。

というのも、公認会計士試験では、具体的なITの知識の勉強はしません。

また、監査法人入社後の研修で、ITの勉強を重点的にやることもありません。

しかし、実際に監査する会社は、今の時代、かなりIT化されています。

つまり、ITのことを知らないと、そもそも監査ができないという状況です。


今回の記事では、ITのどのような知識が必要か、その知識をどのように習得していくのを、私が実際に行った方法を解説します。


この記事を読んで、ITに強い会計士を目指して下さい☺


目次
①ITの知識が必要な理由
②監査でITをどのように利用するのか?
③ITのどんな知識が必要か?
④ITの知識の習得方法


■ITの知識が必要な理由

今の時代は、ITが不可欠です。

会計伝票を手で書いている会社はほとんどありません。

ほぼ仕組みがIT化されています。

つまり、会社がどんなシステムを使っているのかを理解して、どのように業務に利用しているのかを把握しないと、監査ができません。


会社担当者からのヒアリング内容
基幹システムで受注処理、売上確定を行い、その売上データを、会計システムに自動で連携させています。基幹システムの売上計上金額、売上本数が、会計システムに適切にインターフェースされているかを確かめるために、日次でエラーチェックリストを出力し確認しています。

このような、会社担当者からのヒアリング内容を聞いて、理解できますか??

これは会社の内部統制がIT化されている状況です。

この会話の内容を理解できるようにするために、会社のシステムを把握することや、一般的にIT化はどのように行われているかを理解する必要があります。

監査用語では、「IT業務処理統制」を理解するために、ITの知識が必要です。

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