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キャッシュ・フローの監査方法(実務レベル)-苦手意識ある人必見

こんにちは。ゴルファー会計士です。

久しぶりの投稿です。

コンサル会社に転職後、ここ数ヶ月間は、とあるプロジェクトのリーダーとして忙しくさせてもらっていました。PJが落ち着いたタイミングで、このプロジェクトの体験談も紹介しようと思います。(成長機会たっぷりのPJです)

今回は、CF(キャッシュ・フロー計算書)の監査方法を紹介します。

CFは苦手意識を持った人が多いです。BS、PLと同様に有報の本表にも関わらず、苦手意識を持っているのは、非常に危険と思っています。

キャッシュは会社のお金の流れを把握する重要な指標であり、安全性の観点や、会社の投資状況を把握するうえで、投資家として注目するものです。

なので、会計士として、しっかりとチェックし、誤りがあれば適切に指摘できるようになると、クライアントからも投資家からも喜ばれます。


CFはスタッフの早い段階で経験することをお勧めします。

なぜならCFは難しいから。

勉強と実務では異なります。

なので、CFの監査を早めに経験することが大事です。

でも実際は、CFの監査は難易度が高いので、信用がある人が担当することが多いのが実情。

結果、若い年次からCFの監査を経験することは誰しもができることではありません。

つまり、CFの監査という経験・スキルを身に付ける機会が少ないのが現状です。結果、会計士としての成長の阻害要因となっています。(ここが多くの監査法人の課題)


では、CFの監査を早い段階で経験するにはどうすればいいか?


答えは、信用されることです。

この人なら、CFを任せてもOKと思ってもらうことです。

そのためには、CFの監査方法を身に付ける必要があります。

今回の記事の目的は、以下です。

CFの監査方法を身に付ける➡実際にCF担当になる➡成長する


繰り返しますが、CFの経験は早い方がいいです。

そのために、今回の記事でCFの監査方法を身に付けてください。


CFは難しいです。なので、誤りが多いです。

多くのクライアントはCFが正しいかどうか不安です

質問もたくさん来ます。

この期待に応えられることこそが、会計士としての価値です。

IPO支援業務等のコンサルでも活きますし、CFの作成支援のコンサルもあります。それぐらい、難しく、会計士としての価値提供のチャンスがあります。

この記事を活かして、CFのスキルをアップしていきましょう!


■CFの監査方法

①会社の動きを整理する(トピック事項)
②前期比較
③営業CF・投資CF・財務CFのそれぞれのチェック

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