見出し画像

マイスリー(ゾルピデム)使用体験記

デエビゴの連用による金縛り、それに伴う呼吸困難がたびたび現れるようになってしまったため、今日からマイスリーを使用してみる。

事前にインターネットで見た効能とそれへの評価はたかく、期待が持てる薬。しかしながら非常に作用時間が短く、半減期は2時間半と入眠困難以外の睡眠障害に対しては、これで治療していくには難しく、適していない。

前書きはこの辺にして使用体験記に入る。当初、デエビゴのように意識だけが混濁して、対比的に肉体は覚醒していることで発生する、呼吸がしずらくて苦しくなるあの体験が今回も発生するかと思いきや全くそうではなかった。

キレがいいとの評判を聞いていたがまさしく効能はその通りであった。眠れずにベッドの中で1時間ほど悶々としながら過ごしていたあの日々は何だったのかと思わせるがごとくである。ただキレがよすぎるせいなのか入眠前の、まどろんでこれから深い眠りに入れそうかなといった、入眠直前の記憶が穴が開いたように抜けているのは驚いた。

これまで使ってきたデパスやら、ベルソムラではこうした強い健忘症状はなかったように記憶しているから、マイスリーの効能の強度がいかに高いかを思い知る。

睡眠の継続時間も全く問題ない。もともと一度眠れてしまえば、後は素直にうまくいくタイプなので相性がいいのだろう。

残念ながら早朝に緊急地震速報の爆音が鳴り響いたために、睡眠時間は5時間か4時間ほどにとどまるが、それでも十分な働きをしてくれたように思う。

翌日に用事があり、比較的朝方に起床する予定がある状態での入眠に困難を抱え続けてきた私のような人間には非常に助かる薬である。

これまでは起きるべき時間を過剰に意識して、7時間何となく肉体に緊張を感じながらもだえて、睡眠不足を抱えたまま予定した行動をしなければならなかったから、救世主が登場したように感じる。

目覚めた後も睡眠薬の残滓が起床後の行動を阻害することもない。デエビゴは特にそれを感じて厄介だなと思っていたので本当に助かる。

ただ一点、デパスのように連用しまくると大変なことになることは頭に入れておかないといけない。以前デパスを飲んでいた時も離脱症状に苦しんだが、ベンゾジアゼピン系、それに類似する薬理作用、作用機序をもつ薬は、これらのことを頭に入れて、連続、長期間にわたって使用することをできるだけ避け、頓服としての使用を治療の中心軸にすることを忘れてはならない。

飲む前までは過剰に恐れていたが、マイスリー、お前いい薬だな。


この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?